2022年度プロ野球の新外国人選手情報です。
西武が新外国人選手としてバーチ・スミス選手を獲得した事が明らかになりました。
球団発表
このたび、元オークランド・アスレチックスのバーチ・スミス投手が、当球団に入団することが決定いたしましたのでお知らせいたします。#seibulions
— 西スポ 西武担当 (@nishispo_lions) January 18, 2022
契約年数 | 1年契約 |
年俸 | 6,500万円 |
背番号 | 54 |
西武の新外国人選手5人目になりますね!
そこでここでは、バーチ・スミス選手とはどういった特徴のある選手なのか、球速や球種・コントロールなどの特徴について、後半では過去成績についてご紹介していきます。
バーチ・スミスの球速や球種・コントロールなどの特徴について
球速
メジャーでのストレートの最速は99マイル(159.3km/h)です。
これは2013年と18年にメジャーでの試合で計測したものです。
またストレートの平均球速は93.3マイル(150.2km/h)となっています。
メジャーでは主に中継ぎ投手として登板していましたので、中継ぎとして常時150kmを超えるストレートを投げる事が出来るということですね。
今シーズンもストレートの最速は156kmをマークしていますので、 かなり速いストレートを投げる事が出来るという投手だと分かります。
ストレートの被打率について
メジャーでのストレートの被打率は下記の通りです。
年代 | 被打率 |
2013年 | .244(86打数21安打) |
2018年 | .319(160打数51安打) |
2019年 | .281(57打数16安打) |
2020年 | .097(31打数3安打) |
2021年 | .284(116打数33安打) |
合計 | .276(450打数124安打) |
被打率はまずまずと言ったところでしょうか。
ちなみにこのストレートでメジャー通算522打席で118個の三振を奪っており、奪三振率は22.6%となっています。
三振が取れるストレートということで、ある程度は期待して良いかもしれません。
球種
変化球の持ち球は、カットボール・カーブ・チェンジアップ・ツーシームです。
それぞれのメジャーでの通算の被打率は下記の通りです。
- カットボール・・・.167(6打数1安打)
- カーブ・・・.273(150打数43安打)
- チェンジアップ・・・.268(149打数40安打)
- ツーシーム・・・.600(5打数3安打)
ということで変化球は4球種持っていますが、カットボールとツーシームはメジャーではほとんど投げていません。
なので実質はストレートとカーブとチェンジアップの3球種だけで組み立てていることがわかります。
カーブの平均球速は125キロで、ストレートと25キロ以上の球速差があります。
このカーブは三振を多く取る球種ではなく、ゴロを打たせるのが特徴です。
メジャー通算でも50%以上の確率でゴロを打たせています。
逆にチェンジアップは変化球の中で一番奪三振率が高く、24.7%をマークしています。(166打席で41個の奪三振)
なのでおそらく決め球チェンジアップになるかと思います。
因みにここでは紹介していませんが、スライダーも投げる事ができます。
しかしメジャーで通算2.3球しか投げていないので省略しました。
コントロール
- 2021年メジャー・・・43.1回を投げて四球が11個(四球率=2.29)
- 2021年マイナー・・・5.1回を投げて四球が4個(四球率=6.75)
- メジャー通算・・・191回を投げて四球が87個(四球率=4.99)
- マイナー通算・・・382.1回を投げて四球が130個(四球率=3.60)
- マイナーAAA通算・・・180.1回を投げて四球が76個(四球率=3.79)
ということでコントロールは数字上はあまり良くなさそうです。
去年のメジャーでは四球率が2点台と良い数字が残っているのですが、トータルでみるとメジャー通算の与四球率は4点台ですので、本来コントロールはそこまで良いとは言えないのかもしれません。
バーチ・スミスの評価について
最速160km近いストレートと125km台のカーブあるいはチェンジアップで緩急をつけながら投球するスタイルですので、コントロールさえ何とかなれば十分活躍できるのではないかと個人的に考えています。
西武では先発投手として起用する様です。
個人的には中継ぎの方が良いんじゃないかなとも思うのですが、本人も先発で勝負したいという事だそうです。スタミナの面も気になるところですが、1シーズンフルで戦力になれる様に頑張っていただきたいですねヽ(`・ω・´)ノ
西武は外国人選手を新たに5人獲得していますので、外国人選手同士の競争も激しくなってきますのでね。
ライオンズは元アスレチックス #バーチ・スミス 投手の獲得を発表。31歳、193cmの右腕で背番号は54。
⚾︎渡辺GMより
先発として期待しています。スミス投手本人も先発で勝負したいという気持ちがあります。 ローテーションに入ってリーグ優勝に貢献してほしいと思います。#ライオンズナイター
— 文化放送ライオンズナイター (@joqrlions) January 18, 2022
バーチ・スミスのちょっとしたプロフィール
🆕西武🦁
球団は18日、元アスレチックスのバーチ・スミス投手(31)を獲得したと発表。背番号は「54」に決定しました👏
🗣️「このオフは自分を鍛え上げてきましたので、新しいチームメイトと共に埼玉にチャンピオンフラッグをもたらしたいです!」#seibulions pic.twitter.com/qp4qowYUy8
— ベースボールキング⚾🥎 (@BaseballkingJP) January 18, 2022
出身地 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1990年4月12日(31歳) |
身長 / 体重 | 193cm / 97kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 右投げ右打ち |
経歴 | パドレス→ロイヤルズ→ブルワーズ→ジャイアンツ→アスレチックス→西武 |
2011年6月のアマチュアドラフト14位指名を受けてパドレスと契約し入団しています。
以降はしばらくマイナーリーグでプレーし、2013年5月にメジャー初昇格を果たし、5月11日にメジャー初登板を果たしています。
この年は主に先発として10試合に登板して36.1イニングを投げています。
15年にはトミー・ジョン手術を受けており、その後17年までメジャー出場はなく、18年にメジャーへ復帰、主に中継ぎ投手として38試合に登板しています。
2021年は31試合に登板しています。
バーチ・スミスの通算成績について
・2021年メジャー成績
試合 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 |
31 | 1 | 1 | 43.1 | 28 | 12 | 5.40 |
K/9 | BB/9 | WHIP | ||||
5.82 | 2.28 | 1.38 |
・メジャー通算成績
試合 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 |
102 | 5 | 11 | 191 | 184 | 93 | 6.03 |
K/9 | BB/9 | WHIP | ||||
8.67 | 4.99 | 1.56 |
・マイナー通算成績
試合 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 |
83 | 27 | 18 | 382.1 | 412 | 152 | 3.34 |
K/9 | BB/9 | WHIP | ||||
9.70 | 3.60 | 1.20 |
・マイナーAAA通算成績
試合 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 |
39 | 14 | 8 | 180.1 | 197 | 85 | 3.49 |
K/9 | BB/9 | WHIP | ||||
9.83 | 3.79 | 1.26 |
「バーチ・スミスの球速や球種・コントロールの特徴は?成績も調査!」まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「バーチ・スミスの球速や球種・コントロールの特徴は?成績も調査!」について取り上げました。
まとめますと・・・
まとめ
- 西武がバーチ・スミス選手を獲得した。
- アメリカ出身で右投げ右打ち。
- ストレートの最速は159.3km/h。
- 21年シーズンは全試合中継ぎで、ストレートの最速は156km。
- 変化球の持ち球は「カットボール・カーブ・チェンジアップ・ツーシーム」
- 1番の武器は恐らくチェンジアップで、三振を数多く奪える。
- 基本的にはストレートとカーブ・チェンジアップで緩急を付けながらピッチングする。
- コントロールはあまり良くない。
という事でした。
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