フレディ・ガルビスの打撃や守備の特徴は?過去成績も気になる!

2022年プロ野球新外国人選手情報です。

 

ソフトバンクが2022年新外国人選手として、フレディ・ガルビス選手を獲得した事が判明しました。

 

 

契約年数 2年契約
年俸 不明
背番号 不明

 

ソフトバンクの新外国人選手候補第1弾ですね!

これまたバリッバリのメジャーリーガーですよねヽ(`・ω・´)ノ

2012年からメジャーの試合に毎年出場していて、通算で1102試合に出場しています。

 

ソフトバンクは近年こういったバリッバリのメジャーリーガーを獲得していますよね。

ファンにとってはとても楽しみなニュースが入ってきました。

 

そこでここではフレディ・ガルビス選手とはどういった特徴のある選手なのか、打撃や守備の特徴について、記事後半では通算の成績についてもご紹介していきます。

 

 

フレディ・ガルビスの打撃や守備の特徴について

 

 

 

打撃

 

身長はあまり高くありませんが、パンチ力があります。

中距離〜長距離の間のようなバッターと言えるんじゃないでしょうか。

 

ホームランも20発以上記録したシーズンが2シーズンあり、メジャー通算109本塁打を記録しています。

 

基本的にはプルヒッター

 

基本的には引っ張りの打球が多いです。

センター方向や逆方向にも打てますが、確率的には引っ張りの打球が一番確率が高いです。

 

打球速度はそこまで速くない

 

2021年メジャーの平均打球速度が86.8マイル(139.6km/h)

最高打球速度が109.3マイル(175.9km/h)と言う事で、打球速度はそこまで速くはありません

 

ゴロ率・フライ率はほぼ同じくらい

 

メジャーでは打った打球がゴロになる確率・フライになる確率はほぼほぼ同じくらいでした。

シーズン毎に見ていけば多少前後する事はありますが、だいたいゴロ4割・フライ4割くらいの確率です。

後の2割はライナー性のあたりになります。

 

選球眼はあまり良くない。

 

結論から言うと、選球眼はあまり良くないです。

 

選球眼がどれくらい優れているかを見る「BB/K」という指標があるのですが、

ガルビス選手の過去5年間のメジャーでのBB/Kは下記の通りです。

 

ガルビス選手のメジャーでのBB/K

 

  • 2017年(162試合)・・・0.41
  • 2018年(162試合)・・・1.31
  • 2019年(147試合)・・・0.19
  • 2020年(47試合)・・・0.43
  • 2021年(104試合)・・・0.35

 

このようになっています。

2015年から6年連続で100三振以上を記録してしまっており、かなり三振の数が多く、四球が少ない事が分かります。

 

IsoP(純粋な長打力)の数字は平均よりやや下

 

ガルビス選手の過去5年間のIsoPの数字は下記の通りです。

 

ガルビス選手のメジャーでのIsoP

 

  • 2017年(162試合)・・・.127
  • 2018年(162試合)・・・.133
  • 2019年(147試合)・・・.178
  • 2020年(47試合)・・・.184
  • 2021年(104試合)・・・.166

 

ちなみにIsoPとは長打率から打率を引いたもので、長打率だけだと本当に長打力がある選手なのかどうか判断できない為に作られた指標です。

因みにIsoPは・・・

 

  • .280・・・すごく優秀
  • .220・・・優秀
  • .170・・・平均
  • .120・・・やや問題あり
  • .080・・・かなり問題あり

という評価のようです。

 

守備

 

次は守備について見ていきます。

 

 

ロッテのエチェバリア選手にも負けないレベルの好守備が目立ちますね。

 

守備位置は主に「ショート」

 

ガルビス選手の主な守備位置は「ショート」です。

それ以外に、セカンド・ファーストのポジションもメジャーでは守っていました。

 

ショートの守備範囲はトータルで見ると広くない

 

ガルビス選手のショートの守備範囲はトータルで見ると広くないです。

これも指標でRngRという守備範囲の指標があるのですが、メジャーでのショートのRngRは

  • 2015年(146試合)・・・2.5
  • 2016年(156試合)・・・8.7
  • 2017年(155試合)・・・-4.9
  • 2018年(160試合)・・・-9.6
  • 2019年(110試合)・・・-6.4
  • 2020年(33試合)・・・1.1
  • 2021年(82試合)・・・-1.2

 

2016年までは良かったんですが、17年以降は急降下しています。

やはり年齢も影響しているのかもしれませんね。

 

UZRを見るとまだショートでも出来そうだが・・・

 

同じ守備機会を同じ守備位置の平均的な野手が守る場合に比べて、どれだけ失点を防いだかを表す守備の評価指標であるUZRを見ると、まだショートでも出来そうな気はしますが、、、

  • 2015年(146試合)・・・1.8
  • 2016年(156試合)・・・14.9
  • 2017年(155試合)・・・3.5
  • 2018年(160試合)・・・-4.4
  • 2019年(110試合)・・・-1.7
  • 2020年(33試合)・・・0.4
  • 2021年(82試合)・・・0.6

 

18年19年はマイナス数字になっていて、ここ2年間はプラス数値になっていますが、

これ見るとシーズンフルでショートで出場するのはもう限界かもしれないですね。

2016年がショートの守備の最盛期と言えるかもしれません。

 

逆に今シーズン、サードの守備でのUZRが2.1、UZR/150(150試合換算した時のUZR)の数字が11.3と言う数字だったので、今後はメインポジションをサードにした方が良いような感じはします。

 

走塁

 

次に走塁や盗塁についてです。

 

盗塁は恐らく期待できない

 

メジャーでは通算で57個の盗塁を決めていますが、ここ3年間では6個の盗塁しか決められていません。

また通算で21個の盗塁失敗がありますので、盗塁の技術というのもそこまでないかもしれません。

 

フレディ・ガルビスの評価について

 

確かにショートの守備力は素晴らしいものがありますが、年齢とUZRなどを見ると全盛期に比べると少し劣るのかなと感じます。

とはいえもしソフトバンク入団となれば、数多くのファインプレーも見られるでしょう。

しかし同時にエラーも多くなる可能性も十分にあります。

 

そして打つほうですが、パンチ力があるのでホームランを打つ事はそこまで苦にはならないと思いますが、選球眼が良くないので率を残せるかどうかが鍵になりそうです。

 

総じてロッテのエチェバリア選手のような成績に終わってしまうとちょっと物足りなく感じてしまいますね。

 

フレディ・ガルビスのちょっとしたプロフィール

 

出身地 ベネズエラ
生年月日 1989年11月14日(32歳)
身長 / 体重 178cm / 84kg
ポジション セカンド・サード・ショート
投球打席 右投げ両打ち
経歴 フィリーズ→パドレス→ブルージェイズ→レッズ→オリオールズ→フィリーズ

 

2006年にアマチュア・フリーエージェントでフィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入りしています。

そこからしばらくマイナーでプレーし、2012年4月にメジャー初昇格を果たしました。

2012年から毎年メジャーの試合に出場しており、今シーズンは104試合に出場しています。

 

フレディ・ガルビスの通算成績について

 

・2021年メジャー成績

試合 打数 安打 本塁打 打点 四死球 打率
104 356 86 14 40 35 .242
出塁率 長打率 盗塁 OPS
.307 .407 1 .714

 

・2021年マイナー成績

試合 打数 安打 本塁打 打点 四死球 打率
5 18 4 1 1 2 .222
出塁率 長打率 盗塁 OPS
.300 .389 0 .689

 

・メジャー通算成績

試合 打数 安打 本塁打 打点 四死球 打率
1102 3921 966 109 426 265 .246
出塁率 長打率 盗塁 OPS
.292 .387 57 .680

 

・マイナー通算成績

試合 打数 安打 本塁打 打点 四死球 打率
638 2417 595 26 207 162 .246
出塁率 長打率 盗塁 OPS
.291 .334 73 .626

 

・マイナーAAA通算成績

試合 打数 安打 本塁打 打点 四死球 打率
262 973 244 10 91 71 .251
出塁率 長打率 盗塁 OPS
.298 .339 22 .638

 

「フレディ・ガルビスの打撃や守備の特徴は?過去成績も気になる!」まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回は「フレディ・ガルビスの打撃や守備の特徴は?過去成績も気になる!」について取り上げました。

 

まとめますと・・・

 

まとめ

  • ソフトバンクがフレディ・ガルビス選手を獲得調査している。
  • ベネズエラ出身で右投げ両打ち。メジャー通算109本塁打という実績がある。
  • 広角にヒットや長打を飛ばす事ができるが、基本は引っ張り。
  • 選球眼は良くない。
  • 純粋な長打力(IsoP)平均よりやや下。
  • 守備は主にショートを守り、セカンドやサードもサブポジとして守れる。UZRを見ればサードが一番良い数字。
  • マイナー通算の盗塁数は57個と盗塁に期待がかかるが、ここ3年間は6個なので盗塁は期待できないかもしれない。

 

という事でした。

 

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