アーロン・ウィルカーソンの球速や球種・コントロールの特徴は?過去成績も調査

2022年度プロ野球の新外国人選手情報です。

 

阪神タイガースが2022年新外国人選手として、アーロン・ウィルカーソン投手を獲得調査しているというニュースが出ました。

 

 

・12月2日追記

阪神が公式にウィルカーソン選手を獲得したと発表しました。

 

 

 

 

そこでここでは、アーロン・ウィルカーソン選手とはどういった特徴のある選手なのか、球速や球種・コントロールなどの特徴について、後半では過去成績についてご紹介していきます。

 

 

アーロン・ウィルカーソンの球速や球種・コントロールなどの特徴について

 

 

メジャーでは2017年〜2019年の3年間で14試合に出場経験があります。

 

球速

 

メジャーでのストレートの最速は93.1マイル(149.8km/h)です。

これはメジャー初登板を果たした2017年に記録しています。

またストレートの平均球速は89.7マイル(144.3km/h)となっています。

 

ストレートはそこまで速いものではありません。

 

ストレートの被打率について

 

メジャーでのこのストレートの被打率は下記の通りです。

 

年代 被打率
2017年 .154(13打数2安打)
2018年 .278(18打数5安打)
2019年 .400(30打数12安打)
合計 .311(61打数19安打)

 

あくまでもメジャーでの成績なので、実績が少ない分どこまで信用して良い数字か分かりませんが、直近の2019年では.400と打ち込まれています。

 

ですが、このストレートで数多くの三振を奪ってきていることも事実です。

メジャーでは通算で28個の三振を奪っているのですが、その内19個がストレートで奪った三振になります。

メジャーでは被打率が高かったですが、日本ではこのストレートは武器になるかもしれませんね。

 

球種

 

変化球の持ち球は、スライダー・カーブ・チェンジアップです。

それぞれのメジャーでの通算の被打率は下記の通りです。

 

  • スライダー・・・.258(31打数8安打)
  • カーブ・・・.258(31打数8安打)
  • チェンジアップ・・・.364(22打数8安打)

 

この中で一番数多く投げた変化球がスライダーだったので、スライダーを一番の武器にしていると思われます。

ですがどの球種も三振を奪った実績は殆どなく、またフォアボールを出すことも殆どないので、変化球に関しては殆どバットに当てられていると言う事が言えます。

 

各球種のZ-Contact%(ストライクゾーンの投球した際にバットに当てられた確率)は以下の通りです。

  • スライダー・・・93.5%
  • カーブ・・・93.9%
  • チェンジアップ・・・79.2%

 

スライダーとカーブは90%を超えていますね。

少なくともこの2球種で三振を奪う事はあまり期待できないでしょう。

 

コントロール

 

  • 2021年マイナー・・・112回を投げて四球が24個(四球率=1.93
  • メジャー通算・・・35.1回を投げて四球が13個(四球率=3.31)
  • マイナー通算・・・736.2回を投げて四球が205個(四球率=2.50

 

という事でコントロールは数字上、かなり良さそうです。

特に今シーズンはマイナーではありますが、9イニングを投げて1個か2個の四球を出すという事ですので、四球で自滅する可能性はかなり低いと思います。

 

注意点としては日本でプレーするとなった際に環境に馴染めるかどうか、マウンドの土の硬さだの気候だの細かいところを挙げればキリがないですが、そこに制球力が影響して来なければ良いですがね。

 

アーロン・ウィルカーソンの評価について

 

コントロールの良さとストレートの奪三振率の高さが特徴と言えるでしょう。

阪神が獲得すれば「ガンケル二世」になれるか、なんて言われていますが確かにガンケル選手と同じくらいの制球力の良さがありそうですよね。

 

三振もストレートで奪えるなら面白い存在になりそうですねヽ(`・ω・´)ノ

 

アーロン・ウィルカーソンのちょっとしたプロフィール

 

出身地 アメリカ合衆国
生年月日 1989年5月24日(32歳)
身長 / 体重 188cm / 104kg
ポジション 投手
投球打席 右投げ右打ち
経歴 レッドソックス→ブルワーズ→ドジャーズ

 

アメリカ独立リーグからプロ野球キャリアをスタートさせ、2014年にレッドソックスと契約しました。

暫くマイナーでプレーし、2017年に初めてメジャーの試合に出場。

そこから3年連続メジャーの試合に出場しましたが、2020年と21年はマイナーでプレー。

今シーズンは当初、台湾の楽天モンキーズでプレーする予定でしたが、家庭の事情を理由にシーズン前に退団となっています。

その為今シーズンはアメリカマイナーリーグでプレーしていました。

 

アーロン・ウィルカーソンの通算成績について

 

・・2021年メジャー成績

試合 イニング 奪三振 与四死球 防御率
0 0 0 0 0 0 0
K/9 BB/9 WHIP        
0 0 0        

 

・・2021年マイナー成績

試合 イニング 奪三振 与四死球 防御率
23 8 5 112 125 28 3.86
K/9 BB/9 WHIP
10.04 1.93 1.09

 

・・メジャー通算成績

試合 イニング 奪三振 与四死球 防御率
14 1 1 35.1 28 14 6.88
K/9 BB/9 WHIP        
7.13 3.31 1.58        

 

・・マイナー通算成績

試合 イニング 奪三振 与四死球 防御率
144 55 29 736.2 760 224 3.23
K/9 BB/9 WHIP
9.29 2.51 1.11

 

マイナーの成績だけを見ると結構優秀な成績なのですが、メジャーになるとちょっと成績を落としているように感じられますね。

それでも本人も一番自信にしていると思われる制球力もメジャーでもBB/9が3点台と決して悪い数字ではないので、コントロールの良さには相当期待できると個人的に思いますね。

 

「アーロン・ウィルカーソンの球速や球種・コントロールの特徴は?過去成績も調査」まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回は「アーロン・ウィルカーソンの球速や球種・コントロールの特徴は?過去成績も調査」について取り上げました。

 

まとめますと・・・

 

まとめ

  • 阪神タイガースが2022年新外国人選手として、アーロン・ウィルカーソン選手を獲得調査している。
  • アメリカ出身で右投げ右打ち。
  • ストレートの最速は149.8km/h。
  • 変化球の持ち玉は「スライダー・カーブ・チェンジアップ」
  • メジャーでは変化球よりもストレートで三振をお多く奪っている。
  • コントロールはかなり良い。

 

という事でした。

 

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