2022年プロ野球新外国人選手情報です。
巨人が2022年新外国人選手として、グレゴリー・ポランコ選手を獲得調査している事が分かりました。
【✍️】
巨人、グレゴリー・ポランコを獲得調査の噂 https://t.co/Hsr3PVtzGI— MLB-Transactions🇯🇵 (@tombaseball19) December 14, 2021
バリバリの現役メジャーリーガーです。
今シーズンも100試合以上メジャーの試合に出ていた選手です。
まだ調査の段階ですので確定ではありませんが、もし獲得となればファンにとってはかなり楽しみになりますねヽ(`・ω・´)ノ
・1月5日追記
巨人がポランコ選手と基本合意した事が明らかになりました。
巨人、メジャー96発&98盗塁ポランコと基本合意 現役バリバリの強打者 https://t.co/vItT84ZNtU
— 日刊スポーツ 巨人担当 (@nikkan_giants) January 4, 2022
そこでここではグレゴリー・ポランコ選手とはどういった特徴のある選手なのか、打撃や守備の特徴について、記事後半では通算の成績についてもご紹介していきます。
グレゴリー・ポランコの打撃や守備の特徴について
打撃
ガッチリした体格で、絵に描いたようなパワーヒッターですね。
メジャー通算で96本のホームランを打っています。
基本的にはプルヒッター
基本的には引っ張りの打球が多いです。
40%以上が引っ張りの打球で、30%がセンター方向への打球となっています。
三振が多い
ポランコ選手は三振が多く、14年から21年までの8年間のメジャーでのK%(三振率)は下記の通りです。
- 2014年(89試合)・・・18.9%
- 2015年(153試合)・・・18.6%
- 2016年(144試合)・・・20.3%
- 2017年(108試合)・・・14.6%
- 2018年(130試合)・・・21.9%
- 2019年(42試合)・・・29.3%
- 2020年(50試合)・・・37.4%
- 2021年(107試合)・・・28.3%
- メジャー通算(823試合)・・・21.5%
年々三振率が悪化しているのが気になりますね。
今シーズンもメジャーで382打席で104の三振を喫してしまっています。
ゴロ率・フライ率はほぼ同じくらい
だいたいゴロ4割・フライ4割くらいの確率です。
後の2割はライナー性のあたりになります。
シーズン毎に見ていけば微妙に違うこともあるのですが、トータルで見るとだいたいこのくらいの割合に落ち着いています。
選球眼はあまり良くない
結論から言うと、選球眼はあまり良くないです。
2014年〜2021年の8年間のメジャーでのBB/Kの数字は・・・
- 2014年(89試合)・・・0.51
- 2015年(153試合)・・・0.45
- 2016年(144試合)・・・0.45
- 2017年(108試合)・・・0.45
- 2018年(130試合)・・・0.52
- 2019年(42試合)・・・0.24
- 2020年(50試合)・・・0.20
- 2021年(107試合)・・・0.35
この様になっています。
最初の頃は0.5前後の数字だったのが、だんだん悪くなって行ってますね。
トータルで見ると0.4くらいだと思うので、あまり選球眼は良くないと言えると思います。
IsoP(純粋な長打力)の数字は平均的
ポランコ選手のIsoPは下記の通りです。
- 2014年(89試合)・・・.108
- 2015年(153試合)・・・.125
- 2016年(144試合)・・・.205
- 2017年(108試合)・・・.140
- 2018年(130試合)・・・.245
- 2019年(42試合)・・・.183
- 2020年(50試合)・・・.172
- 2021年(107試合)・・・.146
- メジャー通算・・・.168
それぞれの年代でIsoPを出してみたのですが、悪くない数字が出ています。
だいたいは平均的な数字を示しており、純粋なパワーは平均的に持ち合わせていると言えるでしょう。
ちなみにIsoPとは長打率から打率を引いたもので、長打率だけだと本当に長打力がある選手なのかどうか判断できない為に作られた指標です。
因みにIsoPは・・・
- .280・・・すごく優秀
- .220・・・優秀
- .170・・・平均
- .120・・・やや問題あり
- .080・・・かなり問題あり
という評価のようです。
守備
次は守備について見ていきます。
守備位置は主に「ライト」
ポランコ選手の主な守備位置は「ライト」です。
それ以外に、センター・レフトと守ったことがありますが、ライトと比べて出場数はかなり少ないです。
RngR(守備範囲の広さ)・UZRを見ると守備は年々悪くなっている。
守備範囲の広さを表すRngRの数字は、最初の頃は良かったのですが年々悪くなっており、今シーズンは-1.1でした。
そしてUZRに関しても年々悪くなっており、今シーズンは-7.8という数字でした。
ポランコ選手のライトのUZR
- 2014年(83試合)・・・-1.7
- 2015年(144試合)・・・8.0
- 2016年(111試合)・・・5.6
- 2017年(68試合)・・・3.8
- 2018年(124試合)・・・-1.0
- 2019年(36試合)・・・-3.0
- 2020年(39試合)・・・-0.5
- 2021年(92試合)・・・-7.8
15年、16年は優秀な数字だったんですがね、、、年々下降していってますね。
走塁
次に走塁や盗塁についてです。
盗塁は期待できるかも
ポランコ選手はメジャー通算で98個の盗塁を決めています。
盗塁失敗も27個だけで、盗塁成功率は78.4%となかなか優秀な数字となっています。
マイナーでも通算150個の盗塁と、38個の盗塁死で成功率は79.8%となっています。
さらに2012年にはシングルAながら、40盗塁を決めており、足で次の塁に進む意識は高そうです。
今シーズンもメジャーで14個の盗塁(盗塁死は1個)と足に関してはまだまだ活躍できそうです!
グレゴリー・ポランコの評価について
パワーヒッターで足も使えるという事で、走攻で活躍しそうな気はしますね。
しかし選球眼があまり良くないのと三振の数が多いという点が気になるところではあります。
ただもし巨人入りになれば比較的狭い東京ドームで30発以上を期待できる程のパワーを持っていますので、日本の投手に対応出来れば大活躍も見込めるかもしれません。
少し旬は過ぎた感がありますが、まだまだ老け込む年齢でもありませんし、来年31歳のシーズンですが、日本で成功する可能性も十分に考えられる選手じゃないでしょうか。
グレゴリー・ポランコのちょっとしたプロフィール
出身地 | ドミニカ共和国 |
生年月日 | 1991年9月14日(30歳) |
身長 / 体重 | 193cm / 99kg |
ポジション | ライト |
投球打席 | 左投げ左打ち |
経歴 | パイレーツ |
2009年のアマチュアドラフトにてにピッツバーグ・パイレーツと契約してプロ入りしています。
その後しばらくはマイナーのゲームに出場し、2014年6月、23歳の若さでメジャー初出場を果たしました。
今シーズンは107試合に出場し、打率.208、14本塁打36打点という成績でした。
グレゴリー・ポランコの通算成績について
・2021年メジャー成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
107 | 336 | 70 | 14 | 36 | 35 | .208 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.283 | .354 | 14 | .637 |
・2021年マイナー成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
24 | 91 | 34 | 9 | 24 | 10 | .374 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.436 | .747 | 5 | 1.183 |
・メジャー通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
823 | 2883 | 696 | 96 | 362 | 297 | .241 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.309 | .409 | 98 | .718 |
・マイナー通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
520 | 1918 | 552 | 51 | 325 | 228 | .288 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.361 | .445 | 150 | .730 |
・マイナーAAA通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
108 | 419 | 138 | 17 | 86 | 48 | .329 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.397 | .542 | 24 | .938 |
「グレゴリー・ポランコの打撃や守備の特徴は?過去成績も調査!」まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「グレゴリー・ポランコの打撃や守備の特徴は?過去成績も調査!」について取り上げました。
まとめますと・・・
まとめ
- 巨人がグレゴリー・ポランコ選手を獲得調査している。
- ドミニカ共和国出身で左投げ左打ち。メジャー通算96本塁打という実績がある。
- 基本的には引っ張りの打球が多い。
- 選球眼はあまり良くない。
- 純粋な長打力(IsoP)は平均的。
- 守備は主にライトを守り、RngRやUZRを見ると年々数字を落としている。
- メジャー通算の盗塁数は98個、マイナー通算150個の盗塁と盗塁が期待できそうだ。
- 盗塁の成功率はメジャー・マイナー共に8割近い数字を残している。
という事でした。
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