アリスメンディ・アルカンタラの打撃や守備の特徴は？過去成績も調査！

2022年プロ野球新外国人選手情報です。

日本ハムが2022年新外国人選手として、アリスメンディ・アルカンタラ選手を獲得した事が判明しました。

【Fs情報】新外国人選手として、前ジャイアンツ所属のアリスメンディ・アルカンタラ内野手と契約合意したと発表した。

— Fighters☆SPIRITS α (@hnhfspi) December 10, 2021

これで日本ハムの新外国人選手第4弾目になりますね！

補強が物凄いことになっています。

これまでに日本ハムが獲得した3人の外国人は下記の通りです。

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そこでここではアリスメンディ・アルカンタラ選手とはどういった特徴のある選手なのか、打撃や守備の特徴について、記事後半では通算の成績についてもご紹介していきます。

アリスメンディ・アルカンタラの打撃や守備の特徴について

打撃

中距離ヒッターの様に見えますが、一発を打つ力も十分に持ち合わせていると思います。

マイナー通算で110本塁打を記録しています。

二塁打・三塁打を期待できる

後ほどご紹介していますが、アルカンタラ選手は足の速い選手で、パンチ力を活かして二塁打・三塁打を多く稼いでいます。

マイナー通算で185個の二塁打と、80個の三塁打を記録しています。

広い札幌ドームですので、ホームランよりも二塁打・三塁打の期待ができそうです。

基本的にはプルヒッター

基本的には引っ張りの打球が多いです。

センターから逆方向にも長打を打つことができますが、確率は低く2〜3割程度です。

ゴロ率・フライ率はほぼ同じくらい

だいたいゴロ4割・フライ4割くらいの確率です。

後の2割はライナー性のあたりになります。

シーズン毎に見ていけば微妙に違うこともあるのですが、トータルで見るとだいたいこのくらいの割合に落ち着いています。

選球眼は悪い

結論から言うと、選球眼は悪いです。

2017年〜2021年の4年間のマイナーでのBB/Kの数字は・・・

2017年（AA・17試合）・・・0.37
2018年（AAA・59試合）・・・0.54
2019年（AAA・92試合）・・・0.38
2021年（AAA・71試合）・・・0.26

この様になっています。

メジャーになるとこの数字はさらに低下し、最後に出場した2017年では108打席立って選んだ四球が2つだけでした（BB/K=0.05）

マイナーでも今年255打席立って選んだ四球が21個でした。

と言うことで、四球を期待することは難しいでしょう。

IsoP（純粋な長打力）の数字は平均的

アルカンタラ選手のIsoPは下記の通りです。

マイナー通算・・・.178
マイナーAAA通算・・・.215
メジャー通算・・・.194

それぞれのリーグの通算成績でIsoPを出してみたのですが、悪くない数字が出ています。

だいたいは平均的な数字を示しており、純粋なパワーは平均的に持ち合わせていると言えるでしょう。

ちなみにIsoPとは長打率から打率を引いたもので、長打率だけだと本当に長打力がある選手なのかどうか判断できない為に作られた指標です。

因みにIsoPは・・・

.280・・・すごく優秀
.220・・・優秀
.170・・・平均
.120・・・やや問題あり
.080・・・かなり問題あり

という評価のようです。

守備

次は守備について見ていきます。

守備位置は主に「セカンド・センター」

アルカンタラ選手の主な守備位置は「セカンド・センター」です。

それ以外に、ショート、サード、レフト、ライトと守ったことがあり、比較的多くのポジションをこなす事ができます。

RngR（守備範囲の広さ）・UZRを見ても、セカンドとセンターはプラス数字

セカンドとセンターのRngR（守備範囲の広さ）とUZRを見ても、メジャー通算ではプラス数字になっており、平均よりも守備範囲が少し広く、守備が少し上手いと判断できます。

そのほかのポジションは若干のマイナス数字なので、決して守れない訳でないですがセカンドとセンターに比べるとやや能力が落ちる様です。

走塁

次に走塁や盗塁についてです。

盗塁は期待できる

アルカンタラ選手はマイナー通算で196個の盗塁を決めています。

盗塁失敗も44個だけで、盗塁成功率は81.6%と優秀な数字となっています。

一方でメジャーでは14個の盗塁と8個の失敗で成功率63.6%と成績は落としますが、足のスペシャリスト西川選手が退団する可能性が高いので、その穴をもしかしたらアルカンタラ選手が埋められるかもしれないですねヽ(｀･ω･´)ﾉ

アリスメンディ・アルカンタラの評価について

打撃に関してもパンチ力がありホームランも全く期待できない訳ではありません。

スイッチヒッターでマイナー通算200個近い盗塁と80%を超える成功率で、1番を任せられるかもしれないですね。

西川選手の穴を埋めれるかもしれません。

ただ課題点は明確で、フォアボールを選べるかどうかですね。

選球眼が良くないので打率を残せるかどうかも微妙ですから、率が残せず四球で塁に出れないとなると1番より9番あたりを任せられるかもしれません。

率を残して四球を選べるかどうかで、活躍できるかどうか分かれ目になりそうですね。

アリスメンディ・アルカンタラのちょっとしたプロフィール

出身地	ドミニカ共和国
生年月日	1991年10月29日（30歳）
身長　/ 体重	177cm / 77kg
ポジション	セカンド・センター
投球打席	右投げ両打ち
経歴	カブス→アスレチックス→レッズ→日本ハム