2022年プロ野球新外国人選手情報です。
ヤクルトが2022年新外国人選手として、パトリック・キブレハン選手を獲得調査している事が分かりました。
#ヤクルト が新外国人候補として前米大リーグ、ホワイトソックス傘下3Aのパトリック・ #キブレハン 外野手をリストアップしたことが分かった。昨夏の東京五輪では米国代表として銀メダル獲得に貢献。#swallows
※東京本社最終版1面
(注)本日、通常1面はラッピング広告に包まれています pic.twitter.com/kOH7A6rcS4— サンケイスポーツ(サンスポ)公式 (@sankeisports) April 25, 2022
ヤクルトはサンタナ選手が下半身のコンディション不良で一時アメリカに帰国し、再来日がいつになるか未定という事なので、緊急補強と言う形になるでしょうか。
そこでここではパトリック・キブレハン選手とはどういった特徴のある選手なのか、打撃や守備の特徴について、記事後半では通算の成績についてもご紹介していきます。
パトリック・キブレハンの打撃や守備の特徴について
打撃
マイナーで通算157本のホームランを打っている事からも分かる通り、パワーは相当あります。
メジャーでは逆方向にもホームランを打っているのを見ると、広角に長打が打てるタイプの選手でしょう。
基本的にはセンター返し
メジャーでは基本的にセンター返しのバッティングをします。
マイナーだと引っ張りの打球が多いのですが、メジャーだと打球方向がセンターから逆方向への打球が多い事が数字として示されています。
引っ張りもできるしセンターから逆方向にも打てると言う事で、場面に応じたバッティングが期待できそうです。
三振が多い
キブレハン選手は三振が多く、去年マイナーで91試合・364打席で100三振(三振率=27.5%)を記録してしまっています。
その前の2019年もマイナー2球団合わせて114試合・470打席で132三振(三振率=28.1%)とかなり高い三振率を記録しています。
ミート力に関しては少し課題があるのかもしれません。
ゴロ率・フライ率はほぼ同じくらい
だいたいゴロ4割・フライ4割くらいの確率です。
後の2割はライナー性のあたりになります。
シーズン毎に見ていけば微妙に違うこともあるのですが、トータルで見るとだいたいこのくらいの割合に落ち着いています。
選球眼はあまり良くない
結論から言うと、選球眼は良くないです。
過去のマイナーAAAでのBB/Kの数字は以下の通りです。
- 2015年(123試合)・・・0.32
- 2016年(100試合)・・・0.22
- 2018年(113試合)・・・0.32
- 2019年(114試合)・・・0.34
- 2021年(91試合)・・・0.26
この様になっています。
メジャーでも最も多く試合出場した2017年でも0.36と言う事でした。
フォアボールを選ぶことはあまり期待できないかもしれませんね。
IsoP(純粋な長打力)の数字は優秀
キブレハン選手のIsoPは下記の通りです。(マイナーでの成績です)
- 2015年(123試合)・・・.197
- 2016年(100試合)・・・.162
- 2018年(113試合)・・・.245
- 2019年(114試合)・・・.269
- 2021年(91試合)・・・.246
あくまでもマイナーでの成績となりますが、ここ数年のIsoPは優秀な数字が残っています。
パワーがあると言う証拠ですね。
因みにIsoPは・・・
- .280・・・すごく優秀
- .220・・・優秀
- .170・・・平均
- .120・・・やや問題あり
- .080・・・かなり問題あり
という評価のようです。
守備
次は守備について見ていきます。
守備位置は主に「ライト」
キブルハン選手の主な守備位置は「ライト」です。
それ以外に、レフト・サード・ファーストと守ったことがありますが、サードに関しては若い時に数多く守りましたが、今はほぼ守っていません。
かなりエラーを記録してしまっているのでサードの適性は無いと言えるでしょう。
メジャーでは主にライトとファーストを守っていました。
RngR(守備範囲の広さ)・UZRだけを見るとレフトが妥当
守備範囲の広さを表すRngRやUZRの数字だけを見るとレフトが一番良い数字です。
しかしメジャーで殆ど試合に出ていないので、あまりあてにならないかもしれませんが、メジャーで一番多く試合に出場した2017年のレフトのRngRは0.4、UZRは0.1でプラス数値になっています。
サードでもRngR0.7、UZR1.1とプラス数値なのですが、マイナーで二桁エラーを数回記録していることを考えると、信ぴょう性に欠ける気がします。
サンタナ選手の代わりとなる選手になると思うので、守らせるとしたらが嫌になると思います。
パトリック・キブレハンの評価について
パワーに関しては申し分ないと思うのですが、ミート力が課題になりそうですね。
三振の多さと選球眼の悪さを克服できればすごい選手になりそうな気はします。
サンタナ選手の代わりとして起用されると思いますが、日本の環境や野球になれる事ができるかどうか、まずはここが1番のポイントになりそうですね。
慣れてくれれば神宮球場をホームにしているヤクルトなら20本塁打以上も期待できるかもしれませんヽ(`・ω・´)ノ
パトリック・キブレハンのちょっとしたプロフィール
出身地 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1989年12月22日(32歳) |
身長 / 体重 | —cm / –kg |
ポジション | ライト・レフト・ファースト |
投球打席 | 右投げ右打ち |
経歴 | パドレス→レッズ→ダイヤモンドバックス |
パトリック・キブレハンの通算成績について
・2021年メジャー成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
5 | 4 | 1 | 0 | 0 | 2 | .250 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.428 | .250 | 0 | .679 |
・2021年マイナー成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
91 | 333 | 87 | 21 | 70 | 28 | .261 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.316 | .508 | 4 | .823 |
・メジャー通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
137 | 216 | 45 | 10 | 30 | 32 | .208 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.308 | .398 | 1 | .706 |
・マイナー通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
893 | 3324 | 926 | 157 | 595 | 341 | .279 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.343 | .493 | 69 | .836 |
・マイナーAAA通算成績
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
544 | 1996 | 524 | 106 | 341 | 191 | .263 |
出塁率 | 長打率 | 盗塁 | OPS | |||
.325 | .488 | 28 | .813 |
「パトリック・キブレハンの打撃や守備の特徴は?過去成績も調査!」まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「パトリック・キブレハンの打撃や守備の特徴は?過去成績も調査!」について取り上げました。
まとめますと・・・
まとめ
- ヤクルトがパトリック・キブレハン選手を獲得調査している。
- アメリカ合衆国出身で右投げ右打ち。マイナー通算157本塁打という実績がある。
- 基本的にはセンター返しの打球が多い。(メジャー)
- 選球眼は良くない。
- 三振が多い。
- 純粋な長打力(IsoP)は優秀
- 守備は主にライトを守り、RngRやUZRを見るとレフトが安定している。
という事でした。
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