外貨預金は初心者向きの金融商品。為替差益+利息が収益のメイン。

為替差益+利息が収益のメインの外貨預金は長期投資に向いている

外貨預金は初心者向きの金融商品です。FXなどの外国為替を使った資産運用手段の中でも、シンプルな仕組みであり、とっつきやすいという利点があります。じっくりと長期で資産を増やしていきたい人や、投資初心者に向いています。

日本円で貯金をする代わりに、外国為替の状態で外貨を保有し貯金する金融商品が外貨預金です。外貨の金利は日本円より高いので、外貨ベースでの利息がつくことと元本保証がなされていることが外貨預金の強みです。

また、利息だけでなく、為替差益も得ることができます。外貨を購入した時より円安になった時点で資金を引き出すことで、差益を得ることがてきることが外貨預金のメリットです。例として、外貨預金を預ける時は1ドル100円だったとします。この時、元手「100万円」を「1万ドル」に換金して外貨預金します。外貨預金が預けられている最中に為替相場が変動し、1ドルが110円になっていれば1万ドルを再度換金すると110万円に増えるという仕組みです。

 

外貨預金の基本的な仕組み

外貨預金をする場合は、手持ちの日本円の資金を対象外貨に好感・換金します。換金レートはその時点での為替相場に依存します。預けたお金が手元に戻ってくる時(外貨を売却する際)は、再び日本円に換金されますが、投資期間とその対象通貨の金利に基づいた利息分が増えています。

日本の銀行と同じで、外貨預金には普通預金と定期預金があります。外貨定期預金は預入期間が3ヶ月や6ヶ月とあらかじめ決められており、基本的に自由な出し入れはできません。一方、外貨普通預金は投資期間が決まっておらず、自由に出し入れできます。

外貨定期預金の場合、原則として満期までは解約できません。外貨定期預金の中途解約は、会社によっては条件付きで認められているものもありますが、解約手数料などを取られる場合もあります。

 

外貨預金の特長

外国為替の市場にはたくさんの通貨があり、それぞれ特長があります。地球上には様々な通貨が存在しており、それぞれの国家などで流通しています。例えば、ユーロ、ドルなどの取引量の多い通貨は有名です。一方、知名度が低い通貨もたくさんあります。例えば、タイバーツや南アフリカランドなどです。外国為替市場の特色を知るには、流通している各国通貨についても知っておいた方がいいでしょう。

外貨預金と同じように為替を用いた投資商品である「FX取引」の場合でも通貨選択は重要です。FXについては、本記事では詳しく書きません。

 

やはり、世界の基軸通貨であるドルや、資源国のニュージーランドドル・オーストラリアドルが推奨です。

外貨預金として定番の通貨としては、以下が推奨です。

米ドル

ニュージーランドドル

オーストラリアドル

世界の基軸通貨であるドルはアメリカで発行されている通貨で外国為替では最もメジャーです。米ドルは世界中の投資や取引に用いられる、最も主要な通貨であり、取引量も多く世界の中心通貨です。双子の赤字と呼ばれる財政赤字や経常赤字、近年はサブプライム問題などで不安要素もあります。そのため、かつてほど世界市場がドル中心に回っているわけではありません。

豪ドルやNZドルは、近年の好調な国家経済を背景に頭角を現しつつある通貨です。FXなどの投資でも盛んに運用されています。通貨の特長は、資源国であることから景気が好調で、高金利通貨であることから外国為替での外国投資に向いている通貨です。