西武ライオンズが2020年度の新外国人選手として、ショーン・ノリン選手を獲得した事が明らかになりました。
ライオンズは #メヒア 選手と来季の選手契約について合意したことを発表!
併せてショーン・ノリン投手(29歳・元マリナーズ)とコーリー・スパンジェンバーグ選手(28歳・元ブリュワーズ)との契約合意、元阪神タイガースの #森越祐人 選手の獲得も発表しました。#seibulions#ライオンズナイター pic.twitter.com/8wohdQ4p1Y
— 文化放送ライオンズナイター (@joqrlions) December 5, 2019
背番号 | 「49」 |
契約年数 | ーーー |
年俸 | 6000万円 |
そこでここではまずにノリン選手の
- プロフィール
- 球速や球種などの特徴
- メジャーやマイナーでの過去成績について
こちらについてご紹介していきます。
ショーン・ノリンのちょっとしたプロフィール
出身地 | アメリカ |
生年月日 | 1989年12月26日(30歳) |
身長 / 体重 | 193cm / 104kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 左投げ左打ち |
経歴 | ブルージェイズ→アスレチックス→ロッキーズ→ホワイトソックス→マリナーズ |
2010年のMLBドラフト6位(全体186位)でトロント・ブルージェイズから指名され、7月13日に契約しています。
その後は暫くマイナー生活が続き、初めてメジャー昇格したのが2013年でした。
5月24日にメジャー初登板を果たし先発として投げ、2013年はメジャーでこの1試合のみの出場でした。
そして今シーズンはメジャーでの登板はなく、ホワイトソックス傘下(AA)とシーズン途中にマリナーズに移籍しマリナーズの傘下(AAA)でプレーしていました。
2019年マイナー成績
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
19 | 7 | 5 | 96 | 90 | 32 | 5.34 |
メジャー通算成績(2013年〜)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
8 | 1 | 3 | 31.1 | 15 | 13 | 6.89 |
マイナー通算成績(2010年〜)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
154 | 38 | 26 | 622 | 624 | 208 | 3.46 |
ショーン・ノリンの球速や球種の特徴について
ノリン選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。
球速
ちょっと古いのですが、ノリン選手がメジャーで最も登板数の多かった2015年のストレートの平均球速は88.5マイル(142km)でした。
その前の年の2014年は93マイル(149km)でしたのでこの1年でかなりの差がついているのが何故なのか気になりますし、理由は分かりませんでした。
ただハッキリと言えるのは間違いなく変化球タイプの投手ですね。
ストレートでガンガン押していくタイプの投手ではありません。
球種
ショーン・ノリンのピッチング
見つけたわ。 pic.twitter.com/eAFbm1S2Zf— 田中あゆ (@ayulions0217) December 6, 2019
変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップ・シンカーを投げます。
メジャーではチェンジアップを良く投げていたので決め球にしているのかもしれませんね。
カーブはかなりブレーキの効いて、上のツイッター動画で69マイル(111km)なんてのがありましたね`‐ω‐´)
ほぼスローカーブと言ってもいいかもしれません。
変化球で緩急をつけて、速くないストレートを速く見せる投球術が特徴なのかもしれませんね。
コントロール
- 今シーズンはマイナーで96イニングを投げて与えた四球が32個(四球率=3.00)
- メジャー通算では31.1イニングを投げて与えた四球が13個(四球率=3.73)
- マイナー通算でも953イニングを投げて与えた四球が164個(四球率=3.90)
数字だけ見ているとコントロールは微妙か、やや悪いって所でしょうか。
出典:FAN GRAPHS
こちらはノリン選手のメジャー通算のコース別ピッチ率になります。
赤くマークされているコースが最も多く投げ込んだコースになります。
大体は真ん中高め近辺にボールが集中していますね。
一番多く投げ込んでいたコースが右バッターのインコースやや高めです。
野球素人の私ですがやはり真ん中のコースにボールが集まっているのはちょっと不安に感じでしまいますね(´-ω-`)
ストレートの威力でガンガン攻めていくタイプじゃありませんので、尚更ボールは低めに集める方が良いのかなと思ってしまいます。
さらにノリン選手はゴロを打たせるタイプの投手ではなく、どちらかというとフライボールピッチャーっぽいんですよね。
ホームラン(HR/9)もマイナーなら平均的な数字を残しているシーズンが多かったのですが、メジャーだと平均以下の数字で2015年は1.24でした。
HR/9は「9イニングあたりの被本塁打数」を表しており、平均は「0.8前後」とされています。
ノリン選手の2015年のメジャーでのHR/9が1.24でしたので、平均を下回っている訳ですね。
日本で活躍するには「低めにボールを集めるコントロール」を身に付ける事が重要になるのではと個人的には考えます。
まとめ&その他にも・・・
いかがだったでしょうか。
今回は西武ライオンズが獲得したショーン・ノリン選手について取り上げました。
まとめますと・・・
- メジャー通算8試合登板。
- マイナー通算154試合に登板、38勝。
- 2015年メジャーでのストレートの平均球速は142kmでストレートは決して速くない。
- 変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップ・シンカー。
- コントロールは微妙で高めのコースにボールが集まっているので低く投げれるから鍵(かも)
- 若干フライボールピッチャーの気質がある。
と言うことでした。
西武でも先発を任されるとは思いますが、ノリン選手もコントロールさえ向上して行けば日本での成功も十分期待できるような気がします。
ニール選手と共に西武の先発ローテを1年間守る活躍を見せて頂きたいですねヽ(`・ω・´)ノ