J.T.シャギワ(楽天)の球速や球種・コントロールは?メジャー過去成績も調査

今シーズンメジャーのドジャースでプレーしていた、J.T.シャギワ選手が来季日本球界入りするという情報が入りました。

 

背番号 「15」
契約年数 ーーー
年俸 6000万円

 

まだ詳しい情報は入って来ていないのですが、今のところ楽天が有力という情報が出ています。

 

・追記

本日12月30日に楽天との基本合意が成されたと報道がありました。

それにしても名前が「シャルゴワ」「シャーゴワ」「シャギワ」だったりネットニュースで色々な紹介のされ方をしていますね。

楽天での登録名はどれになるのでしょうかね笑(シャギワという名前で登録されている様です)

 

 

そこでここではシャギワ選手の

 

あま猫
あま猫
・プロフィール
・球速や球種・コントロールなどの特徴
・マイナーの過去成績について

 

こちらについてご紹介していきます。

 

 

J.T.シャギワのちょっとしたプロフィール

 

出身地 アメリカ
生年月日 1990年12月3日(29歳)
身長 / 体重 190cm / 90kg
ポジション 投手
投球打席 右投げ右打ち
経歴 ツインズ→ドジャース

 

2012年のMLBドラフトで2巡目(全体72位)で救援投手としてミネソタ・ツインズに指名されプロ入りしています。

 

 

しばらくマイナーリーグでプレーし、初めてメジャー昇格したのが2016年でした。

6月11日のレッドソックス戦にてメジャー初登板を果たしましたが、0.2回を投げて被安打3、四球2、失点5という散々な成績でした。

直後すぐにマイナー降格が言い渡され、そこからしばらくマイナーでの調整を余儀なくされました。

 

 

それでも8月にメジャー再昇格を果たしてからは中継ぎとして登板数を増やしていき、結局33試合に登板する事ができました。

 

 

2017年は怪我によりマイナーで2試合登板しただけに終わっています。

2018年にはドジャースに移籍となり、メジャーで39試合に登板しています。

そして2019年も中継ぎとして21試合に登板しています。

 

2019年メジャー成績

 

登板 イニング 奪三振 四球 防御率
21 1 0 21.1 28 5 6.33

 

2019年マイナー成績

 

登板 イニング 奪三振 四球 防御率
27 1 2 32.2 37 16 2.76

 

メジャー通算成績(2016年〜)

 

登板 イニング 奪三振 四球 防御率
85 4 5 76.2 85 32 4.58

 

マイナー通算成績(2011年〜)

 

登板 イニング 奪三振 四球 防御率
139 6 4 161 178 67 2.07

 

マイナーでの通算防御率がかなり良い数字ですよね。

イニング数以上の三振を奪えているところも魅力です。

 

J.T.シャギワの球速や球種の特徴について

 

ヒギンス選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。

 

 

球速

 

2019年のメジャーでのストレートの平均球速は96.1マイル(154km

ちなみに最速は158kmでした。

 

 

常時150km中盤のストレートが投げられるのが一つの特徴ですね。

 

シャギワ選手のストレートは綺麗なまっすぐではなく、シュートしながらシンカーの様に沈んでいく様な軌道を描く「シンキングファストボール」を投げます。

 

 

スピードがある上に変化もするとなったら相当打ちづらいボールになると思いますよね。

 

 

ただこれだけの速いシンキングファストを投げる事が出来るのに被打率がとても高いんです。

メジャーでは毎年.300以上打たれてしまっています。

 

年代 被打率
2016年 .380(50打数19安打、11四球、4奪三振)
2018年 .340(53打数18安打、6四球、5奪三振)
2019年 .423(26打数11安打、2四球、1奪三振)

 

今シーズンに限っては被打率が.400を超えてしまっています。

 

マイナーで通算の防御率が2.07でもメジャーではなかなか通じていないみたいですね(´-ω-`)

 

球種

 

変化球はスライダー・カットボール・スプリットを投げます。

 

 

変化球はもうほとんどスライダーしか投げていません。

チェンジアップに関しては2016年と2018年に数十球しか投げていない上に、今シーズンは1球も投げていません。

 

 

今シーズンはストレートとスライダーしか投げておらず、むしろスライダーの方を数多く投げていました。

まあストレートの被打率があまりにも高い為にスライダーを多投するしかなかったのかもしれませんね。

 

 

ちなみにそのスライダーに関しはかなり被打率も低く、メジャー通算での被打率が.158でした。

三振も数多く奪えており、メジャー通算85個の三振の内スライダーで70個を稼いでいます。

三振の殆どはスライダーで奪っているんですねヽ(`・ω・´)ノ

 

シャギワ選手のスライダーは三振を量産できる強力な武器になっています。

 

コントロール

 

  • 今シーズンはメジャーで21.1イニングを投げて与えた四球が5個(四球率=2.11

 

  • マイナーでは397.2イニングを投げて与えた四球が117個(四球率=4.41

 

  • メジャー通算では76.2イニングを投げて与えた四球が32個(四球率=3.76)

 

  • マイナー通算では161イニングを投げて与えた四球が67個(四球率=3.75)

 

 

という感じでコントロールは微妙ってところでしょうか。

今シーズンのメジャーでの四球率だけがやけに良い数字なのが気になりますね。

まあイニングもそう多くありませんので、こういう事もあるとは思うのですが。

 

出典:FAN GRAPHS

 

こちらは2019年のメジャーでのコース別ピッチ率になります。(ピッチャー視点)

だいたい真ん中近辺と右バッターに対するアウトコースの低めボールゾーンに数多く投げ込まれています。

 

 

こちらはストレートのコース別ピッチ率です。

だいたい真ん中近辺に集中しており、右バッターのインコースにも投げ込まれています。

 

 

ストレートの被打率が高いので、だいたいストレートが来るコースを読まれて痛打されているのかもしれません。

 

 

次の画像は右バッターに対するスライダーのコース別ピッチ率です。

外角低めのボールゾーンのコースに一番数多く投げ込まれているのですが、真ん中近辺のコースも赤くなっていますね。

 

 

もしかしたら三振を取ろうと外角に狙ったスライダーが中に入ってきているのでしょうか。

こういうボールは痛打される事が多いですが、シャギワ選手のスライダーは被打率が非常に低かったですよね。

 

 

スライダーのコントロールは多少甘く入る事もありそうですが、被打率が低いので痛打される心配は少ないかもしれませんね。

 

J.T.シャギワはゴロ率が高い

 

もう一つシャギワ選手の特徴として、ゴロを打たせる確率が高い投手という事です。

 

年代 ゴロ率
2016年 55.1%
2018年 61.8%
2019年 47.2%

 

メジャーではフェアゾーンに入った打球の内、44%がゴロだった場合にゴロを打たせる事ができる平均的なピッチャーと評され、60%を越えると極端なグラウンドボールピッチャーと評されるそうです。

 

 

シャギワ選手の場合は2018年にゴロ率が60%を超えており、メジャー通算でも55.6%という数字でした。

ゴロを打たせる能力のある選手がという事が分かります。

 

 

先程コントロールは微妙とご紹介しましたが、確かにフォアボールもそれなりに出すとは思いますが基本的には低めに投球してゴロを打たせる事ができる投手なのでそこまで制球に関して心配することはないのかもしれませんね。

 

2020年オープン戦の成績について

 

シャギワ選手の2020年度オープン戦の成績についてご紹介していきます。

 

試合 イニング 奪三振 与四死球 防御率 被打率
4 4 3 3 0.00 .143
  • 奪三振率:6.75
  • K/BB:1.00
  • WHIP:1.25

※3月7日終了時点

 

2月24日 vs中日

 

1回を投げて被安打2、奪三振2、無四球、2失点(自責点0)、防御率 0.00

 

 

2失点したシーンはランナー1塁の場面で打者が京田選手のときでした。

ライト前ヒットを打たれたのですがここでライトを守っていた田中和基選手が後逸してしまい、打った京田選手までもがホームに返ってくるランニングホームラン(エラー)となってしまいました(´-ω-`)

 

エラーが絡んでいますのでシャギワ選手に自責点はつきません。

あのエラーが無ければヒットを2本打たれたと言っても結果的に無失点だった為、特に問題はないでしょう。

今日のストレートの最速は149kmでした。

 

3月4日 vsDeNA

 

1回を投げて被安打0、奪三振0、与四死球0、失点0、ここまで防御率0.00

 

 

まとめ&その他にも・・・

 

いかがだったでしょうか。

今回はJ.T.シャギワ選手について取り上げました。

 

 

まとめますと・・・

 

まとめ
  • メジャー通算85試合に登板。

 

  • マイナー通算139試合に登板。

 

  • 今シーズンのストレートの平均球速は154kmで、最速は158km。

 

  • シュートしながらシンカーの様に落ちていくシンキングファストボールを投げる。

 

  • 変化球はスライダー・(チェンジアップ)。

 

  • コントロールは微妙だがゴロを打たせるのが得意なのでそこまで心配しなくても良いと思われる。

 

と言うことでした。

 

2020年度プロ野球新外国人選手(その他選手Ver.)