福島県|相馬市
相馬市 観光モデルコース
相馬市は「相馬野馬追」という1000年以上の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財の祭りで有名な城下町。毎年7月下旬に約400騎の武者が野原を駆ける光景は日本で唯一のものだが、祭り以外でも相馬中村城跡・相馬中村神社・歴史民俗資料館で「祭りが生まれた土地の歴史」に触れられる。東日本大震災の被害を受けながら復興を続ける相馬を訪れることも、地域への支援につながる観光。
このコースの"見どころ"
相馬観光の中心は二つ。「相馬中村城跡の城と石垣で城下町の形を掴む」こと、そして「相馬中村神社で野馬追の出発地に立つ」こと。 相馬野馬追は毎年7月下旬の3日間だけ開催される。この期間に訪れれば鎧武者・軍旗・馬が練り歩く光景を体験できるが、祭り以外の時期でも相馬中村神社の本殿・神旗(野馬追の旗)・資料館の展示で「祭りとは何か」の背景を感じ取ることができる。
モデルコース(4スポット)
相馬駅から城跡・神社・資料館を徒歩中心で巡ります。
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地図
相馬駅(スタート)
JR常磐線の相馬駅。仙台から特急ひたちで約40分(仙台→相馬の普通列車なら約1時間10分)、いわきからは特急ひたちで約45分。東日本大震災後の常磐線は2020年に全線運転再開。相馬中村城跡・相馬中村神社は駅から徒歩15〜20分圏内でアクセスしやすい。駅前に観光案内所は設置されていないため、スマートフォンの地図を使って移動する。
歩き方メモ- 朝スタートがおすすめ(城跡が静かで写真が撮りやすい)
- 7月の相馬野馬追の期間は特別ダイヤ・交通規制あり。事前に情報確認を
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地図
相馬中村城跡(馬陵公園)
相馬中村藩の居城として使われた城の跡地で、現在は「馬陵公園」として整備されている。石垣・土塁・堀が残り、桜の名所としても有名(4月上旬)。城内に相馬中村神社の末社・馬陵稲荷神社があり、城跡と神域が一体になった構成。城跡の石垣から相馬市街地を見下ろすと、城下町の広がりが感じられる。入園無料。春の花見シーズンは地元市民で賑わう。
歩き方メモ- 土塁・堀の規模から城の大きさを感じ取れる。城内の説明板を読むと野馬追との関係が理解できる
- 春(4月上旬)は桜と城跡の組み合わせが美しい。相馬市民の花見スポットとして親しまれている
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地図
相馬中村神社(相馬野馬追の出発地)
「相馬野馬追」の出発地として知られる神社。相馬野馬追は1000年以上の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財で、毎年7月下旬に相馬・南相馬の約400騎の武者が軍旗を掲げて神旗(ごき)を取り合う祭り。境内の本殿は1713年建立の重要文化財で、野馬追の神旗・馬具・甲冑が奉納されている。祭りの時期以外でも境内に野馬追の「空気」が残り、装束の奉納品が展示されている。参拝無料。
歩き方メモ- 相馬野馬追は毎年7月下旬の3日間のみ(本祭は南相馬市原町区の雲雀ヶ原祭場地が中心)
- 本殿(重要文化財・江戸前期建立)の彫刻の細かさは見応えがある
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地図
相馬市歴史民俗資料館
相馬市の歴史・文化・民俗を保存・展示する資料館。相馬中村藩の歴史資料・野馬追関連の装束・武具・神旗・古文書が収蔵されており、「野馬追とはどういう祭りか」を通史的に理解できる。東日本大震災に関連した展示も設けられており、相馬市の被災と復興の記録を学ぶことができる。相馬中村神社から徒歩圏内に立地し、神社→資料館の流れでスムーズに回れる。
歩き方メモ- 野馬追の展示は視覚的に充実している。神社見学後に訪れると展示の意味が理解しやすい
- 開館時間・休館日(月曜休が多い)は事前に相馬市公式サイトで確認する
チェックリスト
自動保存※チェック状態は端末に保存されます(ログイン不要)。
相馬野馬追を見るために来る場合
相馬野馬追は毎年7月下旬の土日月の3日間に行われる。相馬市(相馬中村神社)・南相馬市(原町区)・浪江町(小高区)の3会場を武者行列が移動する。メイン会場は「雲雀ヶ原祭場地(南相馬市原町区)」で、甲冑競馬・神旗争奪戦が行われる。相馬市は出発・帰還の儀式地。祭り期間中は宿泊が取りにくくなるため早めの予約が必須。
相馬中村神社の本殿を見る
1713年建立の本殿は国の重要文化財に指定されており、江戸前期の神社建築として学術的な価値がある。彫刻・色彩・屋根形状が当時の高い建築技術を伝える。参拝時に正面だけでなく側面・背面の彫刻も確認すると見応えが増す。境内は静かで、日常の参拝者のほうが観光客より多い落ち着いた空間。
東日本大震災と相馬の復興
相馬市は東日本大震災と津波で沿岸部に大きな被害を受けた。市街地は比較的早い段階で復興が進んだが、沿岸部の松川浦や磯部地区の景観変化は今も残る。歴史民俗資料館や相馬市のまちなかを歩くことで、復興14年後の相馬の現状を体感できる。「観光消費が復興支援につながる」という意識を持って訪れたい地域のひとつ。
地図(Googleマップ)
相馬中村城跡・神社・資料館は徒歩圏内に集中しています。
相馬中村城跡(馬陵公園)
土塁・堀が残る城下町の中心地。桜の名所。
相馬中村神社
野馬追出発地・重要文化財の本殿。1713年建立。
アクセス情報
JR常磐線「相馬駅」が起点。仙台から特急ひたちで約40分。
電車(各方面から)
JR常磐線「相馬駅」が最寄り。仙台から特急ひたちで約40分(普通列車なら約1時間10分)。いわきから特急ひたちで約45分。東京上野から特急ひたちで約2時間30分。2020年の常磐線全線開通後、アクセスが大幅に改善した。
車・駐車場
常磐自動車道「相馬IC」から約10分。相馬中村城跡(馬陵公園)・相馬中村神社周辺に駐車場あり(無料・有料混在)。野馬追の期間中は会場周辺が交通規制される。相馬市街地は車での移動が最も便利で、歴史民俗資料館にも車で直接アクセスできる。
市内移動
相馬駅から中村城跡まで徒歩約15〜20分、相馬中村神社まで徒歩約20〜25分。市内の路線バスは本数が少なく、タクシーを使うと効率的(相馬駅前からタクシー乗車可能)。主要スポットはコンパクトにまとまっており、徒歩とタクシーを組み合わせて1日で回れる。
季節・混雑の目安
7月の野馬追が最大シーズン。春の城跡の桜も人気。通年観光可能。
春(4月)
相馬中村城跡(馬陵公園)の桜が4月上旬に開花し、地元市民の花見スポットになる。石垣と土塁に囲まれた城跡の桜は独特の雰囲気で、相馬市外からも花見客が訪れる。春は観光客が比較的少なく、城跡・神社をゆったり見学できる穴場シーズン。
夏(7月・野馬追シーズン)
毎年7月下旬の「相馬野馬追」は相馬観光最大のシーズン。甲冑武者・軍旗・約400騎の馬が練り歩く祭りは1000年以上の歴史を持ち、国指定重要無形民俗文化財。南相馬市・浪江町も含む3日間の行事で、期間中は市内の宿泊が満室になりやすい。前泊・周辺都市からの日帰りが現実的な選択肢。
秋〜冬(10〜3月)
観光客が最も少なく、城跡・神社・資料館をじっくり見学できるシーズン。相馬の「松川浦の干し海苔」は秋〜春にかけての漁期で、地域産業の現場を垣間見られる。冬の常磐沿岸は風が強いが、静かな城下町の散策は独特の旅情がある。
周辺グルメ・お土産
松川浦の海苔・常磐の魚介・相馬のどんこ汁が相馬グルメの核。
松川浦の干し海苔・海産物
相馬市の「松川浦」(国定公園)は干し海苔の産地で、秋〜春の漁期に採れる海苔は風味豊か。相馬市内の海産物店・産直で購入できる。常磐の魚介(ヒラメ・メヒカリ・ハゼ)も相馬の食文化の一部で、港近くの食事処で刺身・焼き魚定食が楽しめる。
相馬のどんこ汁・郷土料理
「どんこ汁」(エゾイソアイナメを使った味噌仕立ての汁物)は常磐沿岸の郷土料理で、相馬・南相馬の食堂で食べられる。深みのある味と地元らしさが際立つ一品。相馬市内の定食屋・海鮮食堂では地魚定食として各種の地魚料理が楽しめる。
相馬野馬追みやげ
相馬中村神社・相馬市内の土産店では相馬野馬追をモチーフにしたお守り・扇子・Tシャツ・置物が販売されている。「相馬焼(大堀相馬焼)」は江戸時代から続く陶磁器で、二重焼き・青磁・走り駒の絵付けが特徴的な相馬を代表する工芸品。産地直売所でも購入できる。
旅のメモ
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