海外|ボリビア
ラパス 観光モデルコース
ラパスは標高3,650mに広がる世界最高所の行政首都です。「高地なのに都市」というだけで体験価値があり、坂の街を縦横に走るロープウェイ(Mi Teleférico)から見下ろす市街地の風景は世界でここだけのものです。 ムリージョ広場→魔女市場→Mi Teleférico→月の谷というこのルートは、ラパスの「歴史・民俗・展望・地形」を1日でたどります。高山病対策をしながら、無理せずゆっくり回るのがこの街のコツです。
高山病対策が最重要
ラパスへの到着直後は必ず「最低24〜48時間の順応期間」を設けてください。標高3,650mの高地では、動き回るほど頭痛・吐き気・息切れが悪化します。到着当日は宿でゆっくり過ごし、観光は翌日以降から始めるのが鉄則です。 コカ茶(mate de coca)は高山病の民間療法として現地で広く飲まれており、宿泊先のレストランで無料で提供される場合があります。急な階段や急坂を上るときは歩調を落として呼吸を整えることが大切です。
モデルコース(回遊ルート)
高山病に配慮してゆっくりとした動線を優先しています。各スポットはチェックリスト化してあるので、現地で使えます。
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地図
ムリージョ広場(Plaza Murillo)(スタート)
ラパスの政治的中心で、大聖堂・国会議事堂・大統領府が広場を囲むように建ち並ぶ。広場にはハトが舞い、地元市民がベンチに座ってくつろぐ「生活感のある歴史空間」です。ボリビア独立の英雄・ペドロ・ドミンゴ・ムリージョの像が中央に立っています。周辺の街並みはスペイン植民地時代の石造建築と現代の建物が混在しています。
歩き方メモ- 高山病対策として、到着初日は広場周辺のゆっくり歩きだけにとどめる。急いで歩くと息切れしやすい
- 大聖堂(Catedral Metropolitana)内部は入場無料。壮大なバロック建築を休憩がてら見学できる
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地図
魔女市場(Mercado de las Brujas)
アンデスの民間信仰(アニミズム)に基づいた呪術用品を売る市場で、「ラマの胎児(乾燥)」「薬草・呪い用のハーブ」「魔除けの置物」など他では見られない品が並びます。観光客向けの土産物屋も混在しており、ウールの織物・アルパカ製品・コカ茶なども購入できます。現地の人々が実際に信仰のために訪れる「生きた市場」でもあります。
歩き方メモ- 写真は購入前に一言許可を求めるのがマナー。露天商の方は写真を嫌がる人も多い
- アルパカ製品は市場内と周辺の複数の店を比較してから購入を。品質と値段の差が大きい
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地図
Mi Teleférico(ロープウェイ)
2014年に開業した世界最高標高を走るロープウェイ交通網。10路線以上が標高差約400mのラパス市街とエルアルト(標高4,000m超)を結び、地元住民の日常交通として機能しています。ゴンドラの窓から見下ろす市街地のパノラマは、急斜面にへばりつくように建つ家々の密度感と、その向こうに広がるアンデスの雪山を同時に見渡せる体験です。
歩き方メモ- 運賃は1乗車BOB3(約60円)と格安。往復で乗るだけで十分な景色を楽しめる
- 乗降時間に合わせて各路線を乗り換えると市内を広く移動できる。赤線(Roja)が最も市街地を見渡せる路線
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地図
月の谷(Valle de la Luna)(締め)
ラパス南郊に広がる浸食地形の峡谷で、雨と風が何百万年もかけて粘土質の岩を削り取った結果、月面のような無数の尖塔・岩柱・洞穴が形成されています。「月の谷」という名前はNASA関係者が「月面訓練に使えそうな地形」と評したことに由来します。遊歩道が整備されており、岩の迷路を歩きながら独特の地形を楽しめます。
歩き方メモ- 入場料BOB15〜。午後の日差しが岩肌に当たる14〜17時台が最も地形が際立つ
- 帽子・日焼け止め・水分必須。高度が高いため日差しは日本の夏以上に強い
チェックリスト
自動保存※チェック状態は端末に保存されます(ログイン不要)。
高山病の症状と対処法
ラパス到着後に頭痛・めまい・吐き気を感じたら高山病の初期症状です。水をたくさん飲み、アルコールと激しい運動を避け、横になって休みます。コカ茶(mate de coca)は現地の民間療法で、カフェインに似た覚醒効果と高山病軽減効果があるとされます。症状が24時間以上続く場合は低い標高へ降りることが最善策です。「ダイアモックス(アセタゾラミド)」は出発前に医師に相談して処方を受けられます。
Mi Teleféricooで街を俯瞰する
Mi Teleféricooは観光用ではなく市民の通勤交通として使われる世界最高高度のロープウェイ網。1乗車BOB3(約60円)という安さでラパスの絶景を空から体感できます。赤線(Línea Roja)はラパス中心部〜エルアルトを結ぶ最も眺望の良いルート。往復乗るだけで1時間以上の高所からの市街地パノラマを楽しめます。
魔女市場での買い物のコツ
魔女市場の見どころはアルパカ・リャマの毛織物と、アンデスの民間信仰に使われる呪術用品。アルパカ製品(ポンチョ・手袋・セーター)は品質差が大きく、本物のアルパカ繊維かポリエステル混かを確認してから購入を。値段交渉は一般的ですが最初の値段から大幅に下げることは難しいため、複数店を見比べてから判断するのが賢い方法です。
地図(Googleマップ)
位置関係を掴んだら、ボタンでGoogleマップの経路に飛ぶのが最短です。
ラパス中心部(ムリージョ広場)
大聖堂・国会議事堂が囲む政治の中心地。
月の谷(Valle de la Luna)
市内南郊の浸食地形。タクシーで約15分。
アクセス情報
ラパスの空港(エルアルト国際空港)は標高4,061mと世界最高所にあります。到着後は急いで移動しないことが最重要です。
空港からラパス市内へ
エルアルト国際空港(LPB)からラパス市内まで約20〜30分。タクシーは事前交渉制で$15〜20が相場。Mi Teleférico(青線・空港に近いエルアルト側の駅から)を利用すると約40分・BOB3と格安でラパス市内まで移動できますが、大荷物の場合は不向き。到着直後は荷物をホテルに置き、しっかり休んでから観光を始めることが高山病予防の鉄則です。
市内移動(Mi Teleférico・タクシー)
市内はMi Teleférico(BOB3/乗車)が最も景観が良くコスパも抜群。坂が多いため徒歩移動は体力消耗が激しく、高山病のリスクも上がります。タクシーはメーター制ではなく乗車前の交渉制。市内短距離はBOB15〜30が目安。月の谷へは交渉してチャーターするのが一般的(BOB80〜150往復・帰りは待ってもらう)。
ウユニ・クスコへの移動
ラパスからウユニ塩湖へは夜行バス(約10時間・BOB80〜150)またはフライト(約1時間)でアクセス可。バス乗り場(Terminal Terrestre)はラパス市内南東部にあります。ペルー・クスコへは国境越え(コパカバーナ経由・バス+ボートで1日がかり)か飛行機でリマ経由が一般的。ラパスはボリビア観光の拠点として機能する交通のハブ都市です。
季節・混雑の目安
ラパスは南半球に位置し、乾季(5〜10月)と雨季(11〜4月)で観光のしやすさが大きく変わります。
乾季(5〜10月)ベストシーズン
晴天が続き、月の谷の岩が乾燥して白く輝く最もきれいな季節。Mi Teleféricooからアンデスの雪山が鮮明に見える日が多く、乾季の青空とのコントラストが特に印象的です。気温は昼間15〜18度・夜は0〜5度と冷えるため、重ね着できる服装を準備してください。ウユニ塩湖のドライシーズン(映り込みなし・白い塩漠)もこの時期です。
雨季(11〜4月)スコールと緑
午後から夕方にかけてスコール(短時間の強雨)が降ることが多く、月の谷の遊歩道が滑りやすくなります。ただし草や植物が青々として、乾季には見られない緑の景色を楽しめます。ウユニ塩湖の水鏡(映り込みシーズン)は雨季(12〜3月)なので、ウユニとラパスを組み合わせる場合はこの時期が多い。
高地の日差しと寒暖差
ラパスは標高が高いため、年間を通じて日中の日差しが非常に強く(UV指数が高い)、日焼け止めSPF50+が必須。一方、日没後は急激に気温が下がり、夜間は冬並みの寒さになることがあります。昼は半袖でいられても夕方には厚手のジャケットが必要になるため、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルが最適です。
ラパスグルメ・お土産
ボリビア料理はジャガイモ・トウモロコシ・キヌアを基本食材にした素朴で力強い料理です。
サルテーニャとボリビア朝食
サルテーニャ(Salteña)はボリビア名物の揚げパンで、中に牛肉・鶏肉・じゃがいも・オリーブ・ゆで卵が入った具だくさんの詰め物パイ。甘みのある生地とスパイシーな具が合わさったボリビアのソウルフードで、市内のサルテーニャ専門店では朝食として食べられます(1個BOB10〜15)。ラパスの朝食には必ず試してください。
ボリビア料理の定食
ラパスのレストランで食べられるランチ定食(Almuerzo)は前菜・スープ・メイン・デザート・飲み物で BOB20〜40(300〜600円)という驚きのコスパ。メインはフリカセ(豚肉の辛いシチュー)・セグンドス(揚げた豚・牛に米・じゃがいもを組み合わせた皿)などが定番。市場(Mercado Lanza)内の食堂はさらに安く本場の味が楽しめます。
お土産
アルパカ・リャマの毛織物製品(ポンチョ・セーター・手袋・帽子)はラパスで最も代表的なお土産。魔女市場周辺と市内のHandicrafts通り(Calle Linares)に専門店が集中しています。コカ茶のティーバッグは安く保存性が高いため、大量購入が可能です(ただし日本への持ち込みは注意が必要)。銀細工のアクセサリー・陶器もボリビアらしいお土産です。
旅のメモ
「次はここで休む」「あの店は次回」など、後で役立つメモを残せます。
ワンボタン便利機能
現地向け※位置検索はGoogleマップ側で行われます。