巨人が2020年度の新外国人選手として、チアゴ・ビエイラ選手を獲得調査している事との事です。
背番号 | 「49」 |
契約年数 | ーーー |
年俸 | 5500万円 |
巨人はビエイラ選手の他に野手のヘラルド・パーラ選手と投手のアンヘル・サンチェス選手も獲得しています。
関連記事:ヘラルド・パーラ(巨人)の打撃や守備の特徴・メジャー成績を調査
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そこでここでは一足先にビエイラ選手の
こちらについてご紹介していきます。
出身地 | ブラジル |
生年月日 | 1993年1月7日(26歳) |
身長 / 体重 | 188cm / 95kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 右投げ右打ち |
経歴 | マリナーズ→ホワイトソックス |
2011年にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び暫くマイナーでプレーしました。
メジャーに初昇格したのは2017年8月14日で、中継ぎ投手として1試合にだけ登板しています。
その後はトレードで2018年にホワイトソックスに移籍し、自己最多の16試合に登板。
今シーズンもメジャーでは6試合に登板しています。(ちなみに全て中継ぎとして登板)
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
6 | 1 | 0 | 7 | 8 | 0 | 9.00 |
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
39 | 6 | 4 | 47.1 | 51 | 22 | 5.70 |
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
23 | 2 | 1 | 25.2 | 24 | 14 | 7.36 |
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
224 | 20 | 27 | 379.1 | 339 | 193 | 4.77 |
ちなみにビエイラ選手が史上5人目のブラジル人メジャーリーガーなんだそうですよ。
ビエイラ選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。
今シーズンのメジャーでのストレートの最速は165km。
平均してストレートは155km前後を計測しています。
165km投げれる事も凄いのですが平均球速がヤバイですよね`‐ω‐´)
投げるボールは殆どが155km前後を計測するって・・・。
ビエイラ選手の投げるストレートは動きのないフォーシームでホップするタイプのストレートを投げますのでかなり脅威です。
変化球はスライダー・チェンジアップを投げます。
完全に速球派タイプのピッチャーですので変化球は数多く投げるタイプではありません。
チェンジアップは140km近くスピードが出るのですが、なんせストレートが平均155kmなので140kmのチェンジアップでも十分緩急がつけられているのではないでしょうか。
コントロールは数字だけで判断すると悪いです。
メジャー通算では25.2イニングを投げて与えた四球が14個。
四球率が4.91という数字を残しています。
マイナー通算でも379.1イニングを投げて四球が193個で
四球率が4.58と言う数字でした。
動画を確認しているとかなり制球がアバウトでキャッチャーが構えたところになかなか行かない事が多いですね。
ただストレートに威力がありますので右バッターのインコースに抜けたボールなら動画でもあった様に手を出してくれるケースはあるのではないでしょうか。
ただ日本人バッターは選球眼が良いので見送られる可能性も高いですのでフォアボールで自爆しない様にしなければいけないでしょうね。
出典:FAN GRAPHS
こちらは2019年度のビエイラ選手のピッチ情報になります。(ピッチャー視点)
赤くマークされている所が今シーズン多く投げ込んだコースになります。
凄くわかりやすいですね。
真ん中のコースが赤くなっていますが、ここにはストレートが投げ込まれています。
そして外角低めのボール球のコースにはスライダーが数多く投げられています。
こちらはスライダーを投げた時のピッチ情報なのですが、投げているコースは1箇所だけですね。
対左バッターに対してもスライダーはこのコースに投げています。
これだけ投球パターンが単純だと相手バッターに読まれてしまうかもしれませんね(´-ω-`)
右にも左にもスライダーで三振を取る場合はここのコースと決まってしまっているので選球眼の良い日本のバッターにはスライダーで三振を取るのは難しいかもしれません。
なのでメジャーではあまり使用頻度の多くなかったチェンジアップも日本では積極的に使って行って投球の幅を広げたほうが良いのかなと思いました。
因みにチェンジアップに関してはメジャーでは左バッターに主に投げており、
右バッターに対しては殆ど投げていませんでした。
左バッターに対して真ん中やや外めのコースと外角低めのボールゾーンに数多く投げています。
これが左バッターのインコース低めに投げれる様になればもっと効果的だと思うのですがメジャーでは1球も投げなかった様です。
以上の様にややワンパターンな投球なので少し心配ではありますね。
変化球で三振を取るには少し苦労しそうですが、逆に日本のバッターは速いストレートを苦手とするバッターが多いのでストレートで三振を奪う投球を軸にするのも良いかもしれませんね。
ビエイラ選手の2020年オープン戦の成績についてご紹介していきます。
試合 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 | 被打率 |
3 | 3 | 2 | 3 | 6.00 | ??? |
※3月6日終了時点
1イニングを投げて被安打0、与四死球1、失点0、防御率0.00
オープン戦初登板は何とか無失点で抑えられた感じでしたね。
投げる時に色々工夫しながら投げている様でしたね。(クイックで投げたり溜めてから投げたりなど)
1イニングを投げて被安打2、奪三振0、与四死球1、暴投2、失点2、ここまで防御率9.00
この日はコントロールも悪く、速いストレートもフルスイングされるケースが多かったですね。
速いストレートを持っている割には相手打者に強く振られている事から、ストレートの質が疑問視されます。
ただ速いだけなら対戦相手も目が慣れてきますので対応されますので、もし質が良くないのならこれから切れや伸びを向上させていかなければいけませんね(´-ω-`)
1回を投げて被安打0、奪三振0、与四死球1、失点0、ここまで防御率6.00
いかがだったでしょうか。
今回は巨人が獲得調査しているチアゴ・ビエイラ選手について取り上げました。
まとめますと・・・
と言うことでした。
巨人としては育成として契約するのでしょうか。
それとも戦力としてバリバリ働いてもらうつもりなのでしょうか。
年齢の若さや実績の低さを考えると育成として契約するのも考えられますが現在は調査中なので詳しいことはわかりませんでした。
巨人は今年FAでの補強が無く、他球団の自由契約となった外国人選手も今の所獲得に乗り出そうとしている感じはありません。
なのでビエイラ選手ももしかしたら来季開幕から1軍に名を連ねる事ができるかもしれませんね。