福岡ソフトバンクホークスが2020年度の新外国人選手として、マット・ムーア選手を獲得したと発表しました。
背番号 | 「37」 |
契約年数 | 1年契約 |
年俸 | 3.8億円+出来高(最大6.6億円) |
バレンティン選手に引き続き、新外国人選手二人目の補強ですね。
ムーア選手も2011年から毎年メジャーでプレーしているメジャーリーガです。
そこでここではムーア選手の
こちらについてご紹介していきます。
出身地 | アメリカ |
生年月日 | 1989年6月18日(30歳) |
身長 / 体重 | 190cm / 95kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 左投げ左打ち |
経歴 | レイズ→ジャイアンツ→レンジャーズ→タイガース |
2007年のMLBドラフト8巡目でタンパベイ・デビルレイズから指名され、プロ入り。
その後は暫くマイナーリーグでプレーしており、メジャー初昇格を果たしたのは2011年の9月でした。
9月14日のオリオールズ戦に中継ぎとしてメジャー初登板し、1.1回を投げて被安打3、1本塁打1奪三振2失点という結果でした。
その8日後の9月22日にメジャー初先発を果たし、5回を投げて被安打4、四球1、11奪三振無失点の好投を見せてメジャー初勝利を挙げています。
その後はメジャーで先発投手としてずっと登板を続けてきました。
2014年にはトミージョン手術を受けており、シーズンでは2試合登板のみに終わっています。
今シーズンも2試合のみの登板に終わっています。
右膝半月板を手術した影響ですね。
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
2 | 0 | 0 | 10 | 9 | 1 | 0.00 |
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
181 | 54 | 56 | 894.2 | 806 | 369 | 4.51 |
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
110 | 30 | 24 | 552.2 | 769 | 230 | 2.74 |
※奪三振率=12.52
マイナーでは奪三振率が非常に素晴らしいですね!
通算の防御率も2点台と良い数字です。
ムーア選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。
今シーズンのムーア選手のストレートの平均球速は93.5マイル(150km)でした。
ちなみに今シーズンの最速は153.5km。
平均して150kmのフォーシームを投げる事ができます。
出典:FAN GRAPHS
こちらは今シーズンのストレートのコース別ピッチ率になります。(ピッチャー視点)
だいたい真ん中近辺に集まっている事が分かります。
真ん中近辺に集まってはいるのですが、今シーズン打者12人に対し63球ストレートを投げていますが1本もヒットを打たれていませんでした。
毎年、投球全体の50%以上をストレートで占めておきながらヒットを1本も打たれていないのは凄いですね`‐ω‐´)
変化球はカットボール・カーブ・チェンジアップ・(シンカー)を投げます。
この中でも使用頻度が高かったのがカットボールで18.8%でした。
次点でカーブの15.4%・チェンジアップの12%。
シンカーに関しては2012年から16年までは投げていたのですが、ここ3年間は1球も投げていませんでした。
なので今では投げる事ができるレベルなのだと思います。
それぞれの変化球のメジャー通算の被打率は下記の様になっています。
カットボール | カーブ | チェンジアップ | (シンカー) |
.328(235-77) | .223(713-159) | .244(618-151) | .311(148-46) |
カットボールやシンカーは被打率が.300以上を超えいている一方で、カーブやチェンジアップの被打率は低めですね。
特にカーブは通算で265個の三振を奪えており、ムーア選手の一番の武器になっているかもしれませんね。
という感じでコントロールは数字だけで見るとそこそこ良いって感じでしょうか。
過去3年間を見ても、BB/9(四球率)は3.5前後の数字を残しています。
イニング | 与四球 | BB/9 | |
2016年 | 198.1 | 72 | 3.27 |
2017年 | 174.1 | 67 | 3.46 |
2018年 | 102 | 41 | 3.62 |
こちらは今シーズンのコース別ピッチ率ですが、だいたい真ん中から低めにかけてボールが集中しています。
真ん中高めの甘いコースには殆ど投球していませんね。
こちらはメジャー通算でのカーブのコース別ピッチ率になります。
カーブはだいたい真ん中低めに投げ込まれており、右バッターに対するインコース低めや真ん中低めにも数多く投げ込まれています。
基本的にはストライクからボールになる様に投球して三振を奪うのが特徴の様です。
因みにチェンジアップもカーブと似た様な感じで真ん中低めと低めのボールゾーンに数多く投げ込まれていました。
基本的には低めに意識して投げようとしているのが分かります。
ストレートは真ん中からやや低めのコースに、変化球は低めのボールゾーンで打ち取ると言った形を取るのが特徴ですね。
ムーア選手の2020年オープン戦の成績についてご紹介していきます。
試合 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 | 被打率 |
3 | 8.2 | 13 | 2 | 0.00 | .161 |
※3月10日終了時点
先発登板し1回を投げて被安打1、奪三振2、無四球、無失点、防御率0.00
1イニングだけでしたが非常に内容が良かったですね。
今日のストレートの最速は151km。
先頭の高山選手には狙い撃ちされた様にヒットを打たれましたがその後が圧巻でした。
その後ストレートと変化球で三振も取れましたし、クイックも早かったです。
先発候補として期待されていますがローテ入りは十分に考えられるでしょうね。
6回から登板して2.2イニングを投げて被安打2、奪三振5、与四死球0、失点0、ここまで防御率0.00
オープン戦2試合目は少し長いイニングを投げましたが、最速153kmのストレートで三振を取ったり変化球で三振を取ったりと安定したピッチングでした。
これで開幕ローテはほぼ確定でしょうヽ(`・ω・´)ノ
先発登板し5回を投げて被安打2、奪三振6、与四死球2、失点0、ここまで防御率0.00
今日も安定して良いピッチングが出来ていました。
そして三振の数もかなり多く奪えているのが良いですよね〜。
いかがだったでしょうか。
今回は福岡ソフトバンクホークスが獲得調査しているマット・ムーア選手について取り上げました。
まとめますと・・・
と言うことでした。
今年は大物メジャリーガーがたくさん日本にやってくるので何となく印象が薄く感じてしまいますが、ムーア選手も大物選手である事は間違いありませんので期待したいですねヽ(`・ω・´)ノ