巨人が2020年度の新外国人選手として、ヘラルド・パーラ選手を獲得した事が判明しました。
背番号 | 「88」 |
契約年数 | 1年契約 |
年俸 | 2.16億円 |
巨人はパーラ選手の他に投手でアンヘル・サンチェス選手とチアゴ・ビエイラ選手も獲得しています。
関連記事:アンヘル・サンチェス(巨人)の球速や球種は?今季好成績だが注意点とは?
関連記事:チアゴ・ビエイラ(巨人)の球速や球種の特徴・メジャーやマイナー成績も調査
パーラ選手は今年のメジャーワールドシリーズにも出場したワシントン・ナショナルズの所属で、自身もワールドシリーズの試合に出場していたんですよね。
ちなみに名前なんですが調査段階では「ジェラルド・パーラ」と読んでいたのですが、正確には「ヘラルド・パーラ」と発音する方が正しいんだそうですね。
彼もまたバリッバリのメジャーリーガーなんです!
そんな選手を獲得しようとしている巨人はやっぱお金持ってますね〜`‐ω‐´)←
来季から巨人の一因となりましたのでここでは一足先にパーラ選手の
・プロフィール
・打撃や守備の特徴
・メジャーやマイナーでの過去成績について
・2020年春季キャンプ練習成果
・2020年度オープン戦の成績結果
・2020年6月練習試合の打撃成績について
こちらについてご紹介していきます。
出身地 | ベネズエラ |
生年月日 | 1987年5月6日(現在32歳) |
身長 / 体重 | 180cm / 90kg |
ポジション | 外野手 |
投球打席 | 左投げ左打ち |
経歴 | Dバックス→ブルワーズ→オリオールズ→ロッキーズ→ジャイアンツ→ナショナルズ |
2004年8月30日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約してプロ入りしています。
暫くマイナーリーグでプレーし、メジャー初昇格は2009年の5月13日でした。
そこから今シーズンまでずっとメジャーリーグでプレーしており、10年のメジャーリーグキャリアを持っています。
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 打率 |
119 | 274 | 64 | 9 | 48 | 19 | .234 |
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 打率 |
1466 | 4761 | 1312 | 88 | 522 | 312 | .276 |
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 打率 |
374 | 1458 | 453 | 22 | 188 | 132 | .311 |
パーラ選手の打撃や守備の特徴についてご紹介します。
パーラ選手はパワーヒッターではなく、ミート重視の中距離ヒッターです。
メジャー通算1312本のヒットを放っており、一番多くヒットを打ったのが2013年の161安打でした。
打球はレフト・センター・ライト、どの方向にも打ち分ける事ができ、
メジャー10年間でセンター方向への打球が36%と一番高い数字を記録しています。
ホームランは一番多く打ったシーズンが2015年で14本塁打でした。
積極的にバットを振っていくタイプではあるのですが四球もそれなりに選べており、
メジャー通算でも出塁率が.323と良い数字が残っています。
出典:FAN GRAPHS
上の画像はパーラ選手のメジャーデビューから2019年までのコース別スイング率です。
真ん中ややインコースよりのゾーンを良くスイングしていることから得意としているコースではないでしょうか。
こちらは今シーズンのコース別打率になります。
赤くマークされているコースは打率が良いと言うことなのですが、さすがメジャーで1300本以上のヒットを打っているだけありますね。
苦手としているのはアウトコース高めと低めぐらいですね。
パーラ選手は2011年(レフトで)と2013年(ライトで)「ゴールドグラブ賞」を受賞しています。
やはりゴールドグラブ賞を受賞した年のDRSの数字は確かに良かったです。
年代 | ポジション | 試合数 | DRS |
2011年 | レフト | 125試合 | 12 |
2013年 | ライト | 123試合 | 32 |
特に2013年はライトでのDRSが32という驚異的な数字を残しています。
DRS・・・「守備防御点」と良い、この数字が+を示しているとその数字分、守備で相手に点を与えなかったと言うことになります。
パーラ選手の場合、2013年のライトでのDRSが+32なので、ライトの守備で32点分相手の得点を防いだと言う事になります。
メジャーではこの数字が「+15以上」でゴールドグラブ賞並と言う評価になります。
選手の守備力がどれ程のものか確認するのに良い判断材料とされています。
このようにパーラ選手は外野の守備に関しては非常に安定していて上手い事が分かります。
しかしそんな守備の名手でも2015年・2016年はDRSの数字がマイナスを記録してしまっています。
年代 | DRS |
2015年 | -10 |
2016年 | -8 |
2017年 | 5 |
2018年 | 6 |
2019年 | 5 |
2015年に関しては年間通して守備の調子が悪かったそうです(´-ω-`)
とは言ってもこの年のエラーの数はたった2つで、致命的に守備が悪かった訳ではないんですよね。
守備力が衰えてきたかと言われたこともありましたが、
DRSがマイナスとなったのはこの2年間だけで、ここ3年はまたプラスの数字を記録しています。
メジャーではDRSがプラス5で「平均以上」の評価です。
なのでまだ守備力に関しては衰えてはいないでしょう。
外野であればどのポジションでも守る事ができます。
キャリアが一番多いのはレフトですが、2019年はライトの34試合が最多でした。
なので巨人でもレフトorライトを守ることになるかもしれません。
2020年2月1日から春季キャンプがスタートし、パーラ選手も初日から特打を行いました。
さすがメジャーで1300本以上ヒットを打ってきただけあって良いスイングしてますよね〜。
ちなみに今日は122スイング中66本がヒット性の当たり、内4本が柵越えという結果でした。
巨人でも活躍した岡島氏によると、パーラ選手は日本人の変化球の軌道にどう合わせられるか、また左中間にライナーが打てるようになれば日本の野球にアジャストできるのではないかと話していました。
ですのでファンの方にはこれからパーラ選手の打球方向とライナーが飛んでいるかどうかも一緒に確認してみるのも面白いかもしれません。
※今後もパーラ選手のキャンプ練習成果については随時追記していきます。
パーラ選手の2020年オープン戦の成績についてご紹介していきます。
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
11 | 30 | 7 | 0 | 3 | .233 |
※3月13日終了時点
第1打席 | 第2打席 | 第3打席 | 第4打席 | |
2月16日(日) | 左2 | 見三振 | ||
2月23日(日) | 左安 | 一ゴロ | 空三振 | 中安(1) |
2月24日(月) | 右安 | 右飛 | 左飛 | |
3月1日(日) | 空三振 | 一ゴロ | 空三振 | |
3月8日(日) | 右2(1) | 見三振 | 中飛 | |
3月10日(火) | 見三振 | 一ゴロ | 右安 | |
3月11日(水) | 一ゴロ | 一ゴロ | 空三振 | |
3月13日(金) | 二ゴロ | 見三振 | 中安(1) | |
3月14日(土) | 左飛 | 一ゴロ | 中飛 | |
3月15日(日) | 遊直 | 遊ゴロ | 四球 | 遊飛 |
ここまではメジャーリーガーとしての実力を見せつけてくれていますねヽ(`・ω・´)ノ
時には片膝をつきそうになりながらヒットを打ったりするなどバットコントロールの良さも見せています。
さすがメジャーで1300本以上ヒットを打ってきただけあって実力は本物ですね。
パワー不足はありますが率が残せそうならば坂本選手に代わって2番を打つのも面白いかなと個人的に感じました。
3月8日追記↓
逆球でしたがコースはインコース低めのやや厳しいコースに来たのですが上手くヒットにしていますね。
こういうの見ていると率は残しそうだなーと感じますよねヽ(`・ω・´)ノ
3月13日追記↓
今日の試合ではタイムリー+守備でも素晴らしいプレーを見せてくれました。
低い送球で安定してましたし肩の強さも見せつけました。
攻守に良いプレーが出続けており好調を持続させています。
3月15日追記↓
成績は何だか微妙な数字になってしまいましたが、トータルで見るとなかなか戦力になりそうな感じはしますよね。
ポイントゲッター的な存在となれるかどうか開幕してからの活躍が楽しみですね。
パーラ選手の6月の練習試合打撃成績をご紹介していきます。
試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
10 | 32 | 6 | 0 | 2 | .188 |
んーなんだか物足りない成績ですね。
長打率も低いですしホームランもありませんでした。
また、気になるのは三振の数が11個とやや多くなっている所ですかね。
ですが原監督はおそらく開幕もスタメンで起用するでしょうから、開幕してからどれだけ挽回できるかポイントですね。
いかがだったでしょうか。
今回は巨人が獲得したヘラルド・パーラ選手について取り上げました。
まとめますと・・・
と言うことでした。
ヤクルトもバリッバリのメジャーリーガーを獲得しましたし、ここ最近で日本に来る外国人は大物のメジャーリーガーが増えてきましたね。
バリバリのメジャーリーガーなので巨人としては非常に心強いですよねヽ(`・ω・´)ノ