もう時効かなと思うので辞めた会社の特徴をブログに書いちゃいます。
日本には本当にこんなバカげた会社があるんです。わかって欲しい。あー、辞めてよかった。
女性が働きにくい職場で悩んでいる人には共感できるものがあるんじゃないかな。ぶっちゃけ早く辞めた方がいいですよ、こういうブラック企業は。
小売業です。
女性にだけ制服があり、掃除当番も女性だけです。以前は男性は宿直当番、女性は食堂当番(食堂の掃除、雑巾類の洗濯、ポットの湯沸かしなど)と分担されていました。
宿直はずいぶん前に廃止されましたが、食堂当番については相変わらず女性のみがやっています。一度、全社員で順番にやったらどうかと提案しましたが、男性だと要領がわからないから、という理由で却下され、多くの女性が憤慨しました。
新規の業者が挨拶に来ると、制服を来たベテラン女性社員より先に、スーツを着たアルバイトの男の子と名刺交換をしたりします。
業界全体が男尊女卑の雰囲気です。
採用時も男性は総合職、女性は一般職と決まっています。
女性は結婚や出産ですぐ辞めるから、というのが理由だそうです。ハードな仕事なので離職者が多いのは確かですが、それは女性に限ったことではありません。
新卒採用面接を担当したとき、女性を落とすことは構わないが、男性応募者は貴重なので、多少下駄をはかせてでも通すように言われ、愕然としました。
また、男性が一般職に応募してきた時は、総合職での再応募を勧め、逆に女性が総合職に応募してきた時は、総合職では難しいが一般職なら採用の可能性が高い、と言うなど、男性は総合職、女性は一般職になるように、人事部が応募者をコントロールしているかのような場面にも遭遇し、うんざりしました。
最近、女性が一般職から総合職に転換できるシステムができましたが、個人売上など所定の条件をクリアして上司の推薦をもらい、論文提出と面接が2回ずつあり、かなりハードルが高いです。
運良く総合職になれたとしても、係長以上の職位の女性社員を見たことがありません。
私が妊娠した当時、妊娠した社員は退職するか、パートになるかの二択しかありませんでした。正社員で復帰したいと人事部に申し出たところ、前例がないし、まずは出産を無事に終えてから考えたらと言われました。
出産直後、人事部から電話があり「母親が仕事ばかりしているようでは子供が可哀想」「旦那さんだって、本音ではあなたに家にいて欲しいのではないか」など言われた上、パートか契約社員にならないかと提案されました。
雇用形態が変わったところで、求められる仕事内容や責任は変わらないと思っていたので拒否しましたが、その後も電話は半ば脅しのように続き、出産直後の不安定な精神状態の時だったのでとても辛かったです。
まずは時短勤務で復帰しましたが、時短勤務中はどれだけ実績をあげても評価は最低ランクとあらかじめ伝えられており、心が折れそうでした。とにかく時間がないので、効率を上げて仕事に取り組みましたが、常に強いストレスを感じていましたし、体力的にもきつかったです。
女性同士で助け合えばいいのでしょうが、既婚女性と独身女性、既婚でも子供がいるかいないかで、微妙に価値観が違うため、それはそれで気を使うことが多く、大変でした。
子供も成長し少しは余裕を持って仕事ができますし、後輩たちが出産後、復帰してくるケースも増えてきましたが、会社の雰囲気は相変わらずです
仕事自体は好きでしたが、不満を溜め込んでいても楽しい人生は送れないので、会社での不愉快な出来事は真剣には受け止めず、すべて忘れてしまうことにしています。