格差社会を如実に実感したのは、精神疾患を抱えてしまうと、どんなにいい求人でも月12万~13万くらいで、生活保護に頼らないといけないレベルの仕事の求人がほとんどということである。
一応2018年に精神障害者の法律が変わり、会社に就職できやすくなるようだが、現在は障害者の就労時間の平均が週20時間というもので、これでは、月収7、8万程度、障害年金を受けている人でも、合わせて13万くらいということである。
これはあきらかな貧困層と言えるだろう。生活保護を受給するか、家族の誰かと一緒に暮らすなどしないかぎり、とても生活できないのである。
もちろん企業はリスクを抱えたくないので、選考も厳しい。
障害に対する偏見もある。本当に仕事をまかせて大丈夫なのか、など、詳細に選考される。
少子高齢化で日本の労働人口が減る時代。薬で寛解した患者たちは、健常者と同じとは言えないものの、仕事ができる人が多くいる。こういう人に向けて、もう少し賃金が高いような雇用制度があると助かる人が増えると思うし労働人口も増える。
障害が軽ければ、あるいは昔は無理だった精神障害を抱えた人でも、適切な薬と生活習慣を身に着けていれば、働ける。そういう認識がもっと浸透していけばいいと思う。
私は障害者です。
障害者になり会社を辞めることになり、障碍者年金と、障碍者施設での時給での生活をしています、障害者を使うように、法律ではなっていますが、そんなに都合が良いところはありません、ですから私達を支援施設と言うところへ、閉じ込めるることで、就職の形を取っているのだと思います。
今は昔に比べると、障害者と、健常者の壁は、低くなったとはお思いますが、会社などではそうは行きません、私の知っている人は車いすになりましたが、貨車が、大きいところでしたので、特別なポストが与えれれ、勤務時間も、短くして働いています。
これは、ただ会社が良かったということだけの問題ではないと思うのです。
私の行っていた会社が悪かったのか。差別のような気がします。今できる仕事をちゃんと理解してくれなかった気がします、今の会社は、一回退職させてから安く契約社員の様にっ使うことが多いようです、だからそこに私達の様な障害者が入り込む余裕はないのです。
年金と、施設の生活では食べていくのが、精一杯です。これが貧困です。
この後は、生活保護しか無くなってしまいます、年齢のことを考えると、施設にはそんなに長くは通えないでしょう。
格差社会というと思い浮かぶのが、貧富の差などですが、48年間生きてきた中で、今、自分が感じる格差社会と言えるのかどうか分かりませんが、身体の健康・不健康です。
私もまだ若かったバブル全盛期、20代中期で年収1000万円は稼いでいる時期がありました。しかし、その頃は若かったので、健康に気を付けずに無我夢中で仕事をしていました。やはり、睡眠不足や食事も疎かになると当然のこと、体に負担が来るということを気がついていませんでした。
そして、結局は病気との戦いになり、未だに後遺症が残り、元の健康な頃の身体ではありません。
そして、それでも、普通の会社で働いていましたが、ある時、会社に出入りする仕事の関係者の方から「あなたが健康だったら、すぐにいい人を紹介するのに。」と言われた事は一生忘れないと思います。
そうです。私は独身女性です。今は、女性が一人で頑張っている方も多いと思いますが、昔の人は「女性は結婚が一番の幸せ」と思っていた方も多いのでしょう。
貧困など感じた事がないというと嘘になりますが、「平等な社会」ではないと、そんな時にたまに感じたりします。
その仕事関係者の一言で私は「もう死ぬまで一人で頑張らなければ!」という覚悟をもらいました。案外、ズバッと言われて良かったのかもしれません。
40代からおかげで貯金も少しずつではありますが、「しなくちゃいけない!」と分かりましたし。これからの生活において必要な経験でした。
格差社会や貧困問題は、小さなことから大きなことまで皆それぞれに転がっていると思います。「そんなこと感じた事はない」と言われる方は、気がついていないだけだと思います。今は、そんな気が付いていない人、または昔の悩んでいた私みたいな人を助けるような人間になりたいです。