最も有名で親しみのある投資商品と言えば「株式投資」「現物株」です。株式は企業が投資家から資金を調達するために発行する金融商品です(運転資金や事業を興すため)。
株式は証券取引所(市場)で売買されており、証券会社を介して購入したり売却したりすることが可能です。
投資家が株式を購入するメリットは大きく分けると3つあります。
投資する株式を発行する企業の、株主に対する方針や企業業績次第ではありますが、利益の一部から「配当」という形で投資家に還元されます(インカムゲイン)。
証券取引所で購入できる株式は、所定の審査基準を満たした上場企業のみです(一般の投資家は未上場企業の株式は購入できません)。厳しい基準を満たさないと上場できませんので、比較的安心して投資できる企業が多いのが利点です。
また、配当金以外にも「お金」という形以外に株主に還元する仕組みを用意している企業もあります。「株主優待」という制度です。例えば、企業の製品などを配布していることなどが多いです。
投資先企業が用意している株主優待は、証券会社の個別株式銘柄のページなどに書いてありますので、チェックしてみてください。
株式は証券取引所で日々取引されており、その価格は変動しています。この変動幅を利用してお金を稼ぐのが売買差益です(キャピタルゲイン)。株式を購入したときの価格より、売却したときの価格が上回っていれば、その差額が売却益となります。
売買益は大きな利益が期待できますが、逆に株の価格(株価)が下がると損失となります。そのため、世の中の情勢や企業業績やチャートなどを慎重に見極めながら投資する必要があります。