巨人が2020年度の新外国人選手として、アンヘル・サンチェス選手を獲得した事が明らかになりました。
背番号 | 「20」 |
契約年数 | 2年契約 |
年俸 | 3.4億円 |
年俸がどえらい事になっていますねΣ(・ω・ノ)ノ!
球団はかなり期待しているっぽいですよ。
巨人の新外国人選手獲得はサンチェス選手が3人目になりますね。
もう二人、野手のヘラルド・パーラ選手・投手のチアゴ・ビエイラ選手も別記事にてご紹介していますので宜しければそちらもどうぞ!
関連記事:ヘラルド・パーラ(巨人)の打撃や守備の特徴・メジャー成績を調査
関連記事:チアゴ・ビエイラ(巨人)の球速や球種の特徴・メジャーやマイナー成績も調査
調べると前評判がかなり高い選手ではありますが、ファンの皆様には一つ注意しておきたい点(懸念点)があります。
そこでここではサンチェス選手の
・プロフィール
・球速や球種などの特徴
・メジャーやマイナーでの過去成績について
・一つの注意点(懸念点)について
こちらについてご紹介していきます。
出身地 | ドミニカ共和国 |
生年月日 | 1989年11月28日(30歳) |
身長 / 体重 | 185cm / 86kg |
ポジション | 投手 |
投球打席 | 右投げ右打ち |
経歴 | ドジャース→マリナーズ→ホワイトソックス→マーリンズ→パイレーツ→レイズ→SKワイバーンズ(韓国) |
2010年にドジャースとマイナー契約し、暫くマイナーリーグでプレーしました。
初めてメジャーに昇格したのが2017年です。
8試合に出場し、1勝0敗、防御率8.76という結果でした。
2018年からは韓国のSKワイバーンズに所属し、2019年には17勝をマークしています。
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
28 | 17 | 5 | 165 | 148 | 42 | 2.62 |
超打高な韓国リーグで防御率が2点台なのは素晴らしいですよね。
しかもサンチェス選手は今季、ホームランを打たれたのがたったの2本しかなかったんですよね。
登板 | 勝 | 負 | イニング | 奪三振 | 四球 | 防御率 |
168 | 39 | 47 | 687.2 | 560 | 229 | 4.49 |
※111試合で先発登板
サンチェス選手の球速や球種・コントロールなどの特徴についてご紹介します。
唯一メジャーで投げた2017年の時のストレートの平均球速は96.2マイル(154.8km)でした。
平均でこれほどの速いボールを投げれるのは凄いですよね`‐ω‐´)
おそらく韓国リーグでもこれくらいのスピードは常時出ていたのではないでしょうか。
いかんせん韓国時代の情報は全くと言って良いほど見つけられませんでした。
しかしこれだけのスピードを先発している時でも投げられるのは脅威ですよねヽ(`・ω・´)ノ
変化球は
を投げます。
(※もしかすると違っているかもしれませんので引き続き調査します。)
変化球も多彩でどのボールでも勝負球として使えている感じですね。
それでも1番の勝負球はチェンジアップだと思います。
メジャーでもこのボールで三振を奪いに行っているのがデータとして残っている為です。(後述有り)
数字だけ見ているとコントロールは結構良さそうですね。
出典:FAN GRAPHS
少し古いですがこちらはサンチェス選手の2017年メジャーでのコース別ピッチ率になります。
赤くマークされているコースが最も多く投げ込んだコースになります。
真ん中ややインコース寄りと真ん中低めのボールゾーンに一番多く投げ込んでいますね。
真ん中低めのボールゾーンはチェンジアップで三振やゴロで打たせる為に投げています。
こちらはチェンジアップのピッチ率になります。
右バッターにも左バッターにも真ん中低めのチェンジアップを振らせているのが分かります。
おそらくは決め球としているのでしょう。
2019年シーズンのサンチェス選手は素晴らしい成績を残している事は事実なのですが、
一つ問題点(と言うか懸念点)があります。
それは韓国のプロ野球リーグが2019年から「公式球の反発係数を下げた」と言う事なのです。
結論から言うと、反発係数を下げた事により今年はボールが飛びにくくなったと言う事なんです。
ボールが飛びにくいと言う事は野手は本塁打が減ると言う事。
と言う事は投手の被本塁打数も多少は減る事になり、全体的な投手成績も向上するでしょう。
サンチェス選手の今期好成績もその反発係数を下げられたボールの恩恵を受けた可能性が多少考えられると言う事ですね。
ちなみに韓国プロ野球がなぜ今年から公式球の反発係数を下げたのかと言うと、2018年に韓国リーグでは全体のホームラン数が1756本と異常に高い数字を記録し、歴代1位の数字でした。
そんな「超」がつくほどの打高投低に歯止めをかけるために今シーズンから公式球の反発係数を下げたのです。
もちろん絶対そうだとは言い切れませんし、実力があるからこそ今年の成績を残せたと言う事も十分考えられます。
ただ少し調べてみたのですが、サンチェス選手は2018年から韓国リーグでプレーしていたのですが、
2018年の成績は29試合に登板し8勝8敗、145.1回を投げて防御率4.89、被本塁打が26本と言う成績でした。
今年と去年とでは被本塁打の数が10倍以上違いますね`‐ω‐´)
もちろんこの年はボールの反発係数を下げられていません。
と言うことは・・・。
さてこの事実をどう捉えるか。
今年の成績だけを見れば確かに大いに期待ができます。
しかしいざ蓋を開けてみたら「去年の低反発球のおかげだっただけじゃん・・・」となってしまうのかどうか。
巨人ファンの方々からしたら、できればそのような事にはならないで頂きたい所ですよね(´-ω-`)
サンチェス選手の2020年オープン戦の成績についてご紹介します。
試合 | イニング | 奪三振 | 与四死球 | 防御率 | 被打率 |
3 | 7.2 | 6 | 3 | 10.57 | .361 |
※3月7日終了時点
先発登板し1回を投げて被安打5、被本塁打1、奪三振0、無四球、失点5、防御率45.00
今日のストレートの最速は152km。
今日打たれた5本のヒットの内3本はストレートを打たれています。
ストレートの速さに定評のあるサンチェス選手ですが今日はそのストレートがほぼ完璧に打たれてしまっています。
伸びやキレが足りなかったでしょうか(´-ω-`)
まあまだ開幕まで1ヶ月近くありますからこれからしっかり調整して次に登板に期待したいですね。
6回から登板して3イニングを投げて被安打4、被本塁打1、奪三振3、無四球、失点2、ここまで防御率15.75
今日の試合では3回2失点と言う内容でした。
雄平選手から奪った見逃し三振なんていうのは非常に素晴らしいボールです。
しかしそれでも速いストレートを殆どの選手にフルスイングされています。
失点は青木選手による2ランでしたが、これもインコース寄りのストレートを見事に弾き返されているんですよね。
速さはあるが怖さや威力がないのかもしれません。
先発投手として期待されているサンチェス選手ですが2試合連続で失点してしまい、苦しい状況です(´-ω-`)
先発登板して3.2回を投げて被安打4、与四死球3、奪三振3、暴投1、失点4、自責点2、ここまで防御率10.57
ドーム球場に慣れていないというコメントが少し気になりますね。
早く対応してもらわないと巨人は東京ドームをホームにしていますからね。
また日本の公式球にもまだ馴染んでいない様で課題が多く残っていますね(´-ω-`)
いかがだったでしょうか。
今回は巨人が獲得したアンヘル・サンチェス選手について取り上げました。
まとめますと・・・
と言うことでした。
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